
早大に惜敗 逆転許し5連敗/関東学生秋季1部リーグ戦
4連敗を喫し、なんとしても白星がほしい第5戦の相手は早大。立ち上がりから、気迫のこもった守備で主導権を握り、前半を2点差で折り返す。後半も粘り強く戦い、なんとかリードを保つ展開に。このまま逃げ切り、初白星を手にするかに思われた。しかし、終盤に相手に流れをつかまれると、逆転を許し敗戦。初白星はまたしてもお預けとなった。
◆9・4~10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・19 対早大戦(東海大湘南キャンパス総合体育館)
明大25{14―12、11―15}27早大○
試合開始直後から意地を見せた。連携の取れたポストプレーから先制点を奪うと、そのまま良い流れをつかみ相手を圧倒する。「自分たちのペースで試合ができていた」(高橋海主将・営4=法政二)。堅いディフェンスからの速攻を用いて、早い展開で得点を重ねる。高橋のスーパーセーブも炸裂(さくれつ)し、追いつかれることなく2点差で前半を折り返した。
良い流れで迎えた後半。前半と同じく、堅守速攻の形で相手をかわし続ける。僅差の展開ではあったが、優位な流れを保ったまま、時計の針は進んだ。このまま逃げ切れるかに思われたが、残り10分を切ったあたりから勢いに陰りが見え始める。簡単なミスが増え、オフェンスの展開で苦戦。相手の速攻を止められなくなり、試合をひっくり返されてしまう。「1点への重みの感じ方が軽い」(大畠洋斗・政経4=法政二)。勝負どころでの1対1も決め切ることができず、リズムを取り戻せない。そのまま試合終了となり、惜敗。悔しい5連敗となった。
課題は試合終盤での勝負強さだ。勝ち星から遠い中、「本当に勝ち切る」ためにはチーム力の強化が不可欠。2週間の練習を経て、勝てるチームへの修正を目指す。細かなミスをなくし、次につながる勝利をつかむ。
[細田裕介]
試合後のコメント
加藤良典監督
——次の試合まで2週間あるがそこで何か行っていきたいことはありますか。
「怪我人なども出ているのでコンディションを調整しながらディフェンス、オフェンス含めて修正点を明確にしてやっていきたいです」
高橋
——次の試合への意気込みを教えてください。
「次の試合も勝ちに行き、その中で一人一人がしっかり考えてやっていくということを目標に、インカレにつながる試合にできればと思います」
大畠
——今日の試合を振り返っていかがでしょうか。
「自分たちのやるべきことをしっかり確認して挑み、前半はそれが出る形でしたが、1試合通して継続する部分では集中力が切れてしまい、負けにつながったと思います」
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