
5―2で駿河台大を撃破/関東学生秋季1部リーグ戦
秋季リーグ初戦から1週間、今回の対戦相手は駿河台大。台風が来ているというあいにくの天候の中で試合は行われた。しかし、そんな状況にあっても前半から明大は攻めの姿勢を貫く。後半若干失速したものの、見事駿河台大に勝利した。
◆関東学生秋季1部リーグ戦
▼9・18 対駿河台大戦(駿河台大グラウンド)
明大5 |
1-0 |
2駿河台大 |
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3-0 |
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0-1 |
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1-1 |
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得点 |
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1Q |
12分 |
大岡凌磨 |
FG |
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2Q |
4分 |
小林弘人 |
PC |
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2Q |
8分 |
村井巧 |
FG |
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2Q |
10分 |
山村晃生 |
FG |
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4Q |
8分 |
大岡凌磨 |
FG |
「自分たちが慣れない芝でどうやって点を取っていくのかというのが難しいところだった」(DF大嶋鴻太主将・商4=今市)。その言葉通り試合開始直後は芝の状態に慣れず、駿河台大にPC(ペナルティーコーナー)のチャンスを許してしまう場面も。だが、すぐに立て直し自分たちのペースに移行し明大の強さを見せ付けた。FW大岡凌磨(政経2=今市)が第1Q12分に先制点を決めると、相手に反撃を許さず第2Qに追加で3得点し、4―0で前半を終える。
迎えた第3Qでは、前半終了後から本格的に降りだした雨の影響もあってか開始直後に失点してしまう。だが、そのまま流れを奪われてしまうことはなく主導権を握り続け、5―2で勝利を納めた。
勝利の陰で課題も見つかった試合だった。「後半の2失点に関しては、縦のボールを出されてマークが甘かった」(小池文彦監督)。パスをつないでいくスタイルの明大に対し、縦に打ち込んでくるスタイルだった駿河台大。「次戦の慶大も、点が攻めあぐねていると(駿河台大と)同じ形をとってくると思う。その対応をしっかり出来るようにしていきたい」(小池監督)。次戦までは少し期間が空く。その期間にしっかりと課題を修正し、さらなる高みを目指す。
[向井瑠風]
試合後のコメント
小池監督
――前半に比べて後半は失速してしまいました。
「そうですね、少し安易に入ってしまいました。それは前半の4-0という結果がそう招いています。ハーフタイムには『0-0の気持ちでやれ』と言ったのですが、やっぱり意識的にふわっと抜けてしまいました。各Qの立ち上がりは本当にちゃんと入らないといけないというのも言っていましたが、甘い気持ちで入ってしまいました。だから開始20秒くらいで1点取られるという結果になったと思います。本当に時間の使い方とか集中の仕方はもっと改善の余地があると思います。しかしいい勉強にはなったと思います」
――次戦に向けてどのような練習をなさいますか。
「やることは一緒で、球離れを早くすることと強いパスが出せるようになること。後はPCが全然入っていないのでPCの精度を高めることや、それと縦への攻撃、強い打ち込みに対してのディフェンス力をつけることです。その辺を直しながら次戦も勝って順位決定戦に上れるようにしたいです。その前にインカレも入ってくるので、そこに向けてしっかりとしたチームづくりをしていきたいと思います」
大嶋
――前回の試合から改善したことは何ですか。
「守備の形的には相手がハーフプレスという守備がメインのプレスで来ていたので、自陣に全員が入るような形で守ってきた相手に対して、早稲田戦は攻めあぐねていた部分があったのですが、今回はその部分のパスの連携の部分であったりとか、チームとしてどう攻めていけば良いかという部分であったりがより機能していたので、そういった部分は進歩したのかなと思います」
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「慶大とは何度もやっていて、お互いのやりたいことはわかっていますし、自分たちが自分たちのやるべきことをやれば間違いなく負けない相手だと思います。その次すぐに準決勝もありますし、最近王座の組み合わせも発表されたのでそこに向けて自分たちがやるべきことをやれば結果として表れるかなと思うので、いい準備をして臨みたいと思います」
大岡
――ゴールを振り返っていかがでしたか。
「1点目はショートカウンターで、しっかりと味方の巧さん(村井選手)がパスを通してくれて、あとはキーパーが見えて流すだけだったので決め切ることができました。最後の点数に関してはポジショニングを気にして、味方が出すタイミングで自分も中に入っていってそのまま打てたので、どちらのゴールもいいゴールだったと思います」
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