
流れをつかめず逆転負け 4連敗で次戦へ/関東学生秋季1部リーグ戦
秋季リーグ4試合目は筑波大との対戦。好調な滑り出しで流れをつかみ、2点リードで前半を終える。しかし、後半開始直後に巻き返され、相手の勢いをとどめることはできず。連敗数を4まで伸ばした結果となった。
◆9・4~10・17 関東学生秋季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼9・18 対筑波大戦(東海大湘南キャンパス総合体育館)
明大18{10―8、8―15}23筑波大○
「今日は本気で勝ちに行く」(高橋海主将・営4=法政二)。リーグ開幕からの3試合は全て敗北。何としても悪い流れを断ち切りたかった。序盤は好調な立ち上がりで先行を許さず。堅い守りからの速攻で点を決めていく。「自分たちがやろうとしていたことができた」(加藤良典監督)。中大戦での大敗から1週間。ミーティングと練習を重ねてきたその成果は確かに現れた。中盤、筑波大は徐々に調子を上げていくが、流れは渡さない。接戦の中でも優勢を保ちつつ、10―8で前半を終えた。
しかし、後半開始から3分も経たぬうちに連続失点し、逆転を許してしまう。それでも、石田智輝(農3=洛北)の百発百中シュートの貢献で点差は広がることなく、拮抗(きっこう)した展開に。後半20分を経過すると、相手の勢いにのみ込まれるばかりだった。キャプテンが「まだまだ」と発破を掛けるも、次第にディフェンスは崩れ、ミスも目立つように。「チームの士気は下がっていない」(石田)ものの、筑波大の攻守の切り替えに追いつけず。そのまま試合終了となり、念願の初勝利はかなわなかった。
詰めの甘さが出る試合だった。体力面での力不足が浮き彫りに。さらなる成長のために必要なのは最後まで粘り続けることだ。「4連敗してしまって本当に後がない」(高橋)。今回出た課題を修正し、次こそ勝利をつかみ取りたい。
[波木井里紗]
試合後のコメント
加藤監督
――今日の試合はいかがでしたか。
「自分たちがやろうとしたことはディフェンスを含めてできていたと思いますが、セットティフェンスで点が取れなかったり、後半の最後にディフェンスが崩されたことがありました。後半の最後を修正できれば次の試合にもっと戦えると思います」
高橋
――立ち上がりが良かった要因は何でしょうか。
「試合前のミーティングで話した通り、しっかりディフェンスで守って速攻で得点を重ねてということがしっかり機能していたので、そういった部分で前半はリードする展開になったと思います」
可児大輝(政経3=中部大春日丘)
――接戦でした、特にきつかった部分はありますか。
「体力ですかね」
――今後の意気込みをお願いします。
「まず1勝したいですね。そうしたら自分たちに流れが来ると思うので、インカレにつながれるようにとりあえず1勝してどんどん勝っていきたいですね」
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