一進一退の攻防戦 桐蔭横浜大に逃げ切られ敗北/関東大学1部リーグ戦

2021.09.12

 活動再開後、初の公式戦となる第15節・桐蔭横浜大戦。前半を両者無得点のまま折り返すが後半にミスから失点。一度は太田のゴールで追い付くも試合終了間際に失点し1―2。勝ち点3を逃し、首位と離される結果となった。

 

 リーグ戦三連覇達成のために勝ち点3を積み上げたい一戦。前半は桐蔭横浜大のペースで試合が進む。前半11分、ロングボールから裏に抜け出した相手FWにゴールを脅かされるとその後も同じような展開が続く。しかしそのままでは終わらない明大。前半33分、自陣でボールを奪った藤原がドリブルで駆け上がる。ラストを太田に託すもシュートは枠外に。「自分がFWとして決めるべきところを決めていれば勝てた試合だったと思う」(太田)。スコアレスドローで前半を終えた。

 

(写真:リーグ戦初出場を果たした上林)

 

 後半に入り試合が動いたのは67分。バックパスを相手FWにカットされそのままGKと一対一に。初出場の上林が体を張るも失点を許してしまう。追い掛ける明大は80分、藤原が裏のスペースに走り込んだ林に渡し、林がクロスを上げる。相手DFと交錯する中、最後は太田が押し込み試合を振り出しに戻す。しかし、試合終了間際に寺沼(桐蔭横浜大)に技ありシュートを決められ、再び追い掛ける展開に。主将・石井を投入し「5分で勝ちに行こう」(栗田監督)とした明大だったが思いはかなわず1-2で敗北を喫する結果となった。

 

写真:サイドを突破しチャンスを作り出した岡庭)

 

 リーグ戦3度目の黒星となった今節。「リーグ戦は連敗しないことが鉄則」(栗田監督)。中4日で延期となっていた拓大戦が待ち受けている。前期は逆転勝利を収めた相手だけに白星を挙げたい。今節のチャンスを決め切るという改善点を修正し、夏の練習の成果を存分に発揮するべく連戦に臨む。

 

[正野真由夏]

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