岩本大地/秋季リーグ戦開幕直前特集 4年生インタビュー

 ついにラストシーズンとなった。今年度の4年生は2年次に2部落ち、3年次は新型コロナウィルスによって秋季リーグ戦が中止となり苦難の大学バスケット生活を過ごしてきている。既に2大会の中止が発表されている今年度。経験不足を危ぶまれる中で果たしてチームを最高の舞台に連れて行くことはできるのか。今回は最後のリーグ戦、そしてインカレ出場をかけて闘志を燃やす最上級生たちにインタビューを行った。

※第4弾は岩本大地(営4=長崎西)選手です。このインタビューは9月4日に行われたものです。

 

――秋季リーグにおける自分、もしくはチームの状態の仕上がりはいかがですか。

 「今は教育実習で実家に帰っている状態で、チームの状況はそこまで分からないです。自分的には5月末くらいから左上を骨折して、そこから約2ヶ月くらい、プレーができてない状況でした。やっと治ったくらいで教育実習が始まって練習に参加できてないので、けがをして遅れをとった分リハビリとかを含めて個人で練習して、今後東京の方に戻りたいです。リーグ戦が続いている段階だと思うので、それ以降のインカレチャレンジマッチ、インカレでチームに貢献できればという状況です」

 

――けがをして、自分の中で焦りみたいなものはありますか。

 「そうですね。4年生なので最後のことを考えると少しは。その周り、下級生とかにもいい選手はたくさんいるので、多少の焦りはありました」

 

――昨年のオータムカップでは準優勝、この時点で来季の課題などは見えていましたか。

 「去年のオータムカップの決勝戦で法大と対戦した時も、自分は試合に出させてもらっていたのですが、最後追い上げて追い越せなくて負けた感じだったので、2部では最初から相手を圧倒して優勝していかないと。インカレ本番となった時に1部のチームとの差を感じたので、2部ではしっかり圧倒して勝って1部のチームに勝つということが来年以降の課題になるのかなと感じました」

 

――代として行ってきたことは何かありますか。

「自分はキャプテン、副キャプテンという立場ではないですが、練習中に下級生にしっかり教えるのはもちろん、自分自身が見本となるというか、自分の姿勢をできるだけ下級生に見せるというか、表現するようにしていました。より下級生とコミュニケーションを取って、これから短い期間ですが、たくさんアドバイスするということを心掛けていけたらと思っています」

 

――春季トーナメント戦では下級生の活躍が多く見受けられました、秋季にもその力が必要になってきますか。

 「下級生で試合に出ている選手も多いと思うので、そのような力は、チーム全体に必要になってくると思います。やっぱりリーグ戦、インカレは特に最高学年の4年生が、明治大学に限らず他のチームも引っ張っているイメージがあるので、下級生の力ももちろん必要だと思いますが、そこに頼るだけじゃなく最高学年が引っ張っていけるようにしていきたいです」

 

――下級生にはどんなアドバイスをしますか。

 「プレーはもちろん、練習中に自分が思ってことを伝えるように、個人個人に伝えるようにはしています。自分はチーム全体というよりかは特に個人個人に自分が思ったこと、もっとこうしたほうがいいんじゃないとかを意識して言うようにしています」

 

――チームの鍵となる選手はいますか。

 「明大は他の大学に比べて留学生はいませんし小柄なチームなので、インサイド陣が鍵になってくると思っています。この前のトーナメントとかはけがで出ていませんでしたが、4年生の溝口月斗(国際4=東海大札幌)とか、中村吏(法4=正智深谷)とかがうちのインサイドの中心的な選手なので、そこの2人が鍵になってくると思います」

 

――ラストシーズンとなります。最後にかける意気込みを教えてください。

 「去年もインカレに出ましたが、不戦勝で2回戦で白鴎大に負けてしまったので。今年の最初の方はまだチームに合流できていない状況ですが、チームのメンバーを信じ、オータムリーグは全勝、インカレチャレンジマッチも勝ってまずは1部昇格。来年以降は1部でプレーできるようにしっかり後輩たちにつなげるということと、インカレで最後なので去年以上の成績、1部のチームを倒してベスト8、ベスト4とそれ以上を目指していけるように頑張りたいと思います」

 

――ありがとうございました。

 

[小原愛]


(写真は明大男子バスケットボール部提供)