阿保柊二/秋季リーグ戦開幕直前特集 4年生インタビュー

 ついにラストシーズンとなった。今年度の4年生は2年次に2部落ち、3年次は新型コロナウィルスによって秋季リーグ戦が中止となり苦難の大学バスケット生活を過ごしてきている。既に2大会の中止が発表されている今年度。経験不足を危ぶまれる中で果たしてチームを最高の舞台に連れて行くことはできるのか。今回は最後のリーグ戦、そしてインカレ出場をかけて闘志を燃やす最上級生たちにインタビューを行った。

※第2弾は阿保柊二(総合4=実践学園)選手です。このインタビューは9月1日に行われたものです。

 

――秋季リーグに向けて個人、もしくはチームの状態の仕上がりについて教えてください。

 「自分としては今まで3年間ベンチには入れなかったので、ベンチに入って試合に絡めるような選手になりたいなと思っています。今微妙なラインにいるので頑張りたいなという感じです。チームとしては延期が重なって難しいと思いますが、雰囲気とかはとても良くて4年生、キャプテン中心にいい練習ができているのかなと思います」

 

――個人的にしたいプレー、どういう役割で試合に出たいとかはありますか。

 「僕のポジションはPGなので、流れを変えられる選手になりたいです」

 

――昨年のオータムカップでは準優勝、この時点で来季の課題は見えていましたか。

 「去年から試合に出ている選手が多かったので、自分がどう試合に絡めるかっていうのは問題でした。チームとしては去年と引き続きいいチームになるように、4年生が抜けた分、自分たちが引っ張っていかなきゃいけなかったので、自分たちで頑張ろうと4年生で話していました」

 

――去年の4年生が抜けた時点での不安はありましたか。

「去年の4年生にはセンター陣が2人いて、一番の点取り屋がいたのでその分、点を取る選手が少なくなったというのが課題でした」

 

――代としては行ってきたことはなにかありますか。

 「最初の方に「4年生あまり引っ張れてないんじゃない」と言われていて、4年生の中でもミーティングをして、自分たちで引っ張っていこうと話し合いをして、できているかはわかりませんが、なるべく4年生を中心にやるようにしています」

 

――春季トーナメント戦では下級生の活躍が多く見受けられました。秋季にもその力が必要になってきますか。

 「下級生にも上手な選手がたくさんいて試合にも出ているので、やはりフレッシュな風というのもあってとても必要としています」

 

――4年生からアドバイスはしますか。

 「僕は元々試合に出ていなかったので、アドバイスできるほどのものではないですが、4年生とか年齢関係なしに思い切ってプレーしてほしいです」

 

――チームの鍵となる選手はいますか。

 「キャプテンの常田(耕平・政経4=正智深谷)は引っ張ってくれているのでキーになってくると思います。けが明けでようやく練習を再開した溝口(月斗・国際4=東海大札幌)とかは試合に出られるかどうか微妙な状況ですが、これまで3年間試合に出て引っ張ってくれていたので、4年生になってキーになるのかなと思います」

 

――ラストシーズンとなります。最後にかける意気込みを教えてください。

 「学生生活も最後で、バスケを本気でやるのも人生で最後だと思っているので、悔いが残らないように最後まで全力で走り抜けたいなって思います」

 

――ありがとうございました。

 

[小原愛]

(写真は明大男子バスケットボール部提供