
女子団体が5位に輝く 内村と佐々木が種目別で入賞/全日本学生選手権
緊急事態宣言が発令される中、今年度も全日本インカレが無観客で開かれた。明大勢は女子が躍進。団体は5位、種目別では内村咲喜(営1=創成館)が跳馬で、佐々木唯(文1=鯖江)が段違い平行棒でそれぞれ入賞を果たした。一方の男子は初出場のメンバーが多く、団体は7位と苦戦した。(写真は明大体操部提供)
◆9・1~4 第75回全日本学生選手権(草薙総合運動場体育館) ※無観客で開催
▼2部男子団体
明大ーー7位
<団体メンバー>
小山竜希(政経3=埼玉栄)、中曽根宇岳(政経3=吉井)、保田健太(総合2=名城大付)、宮沢楓大(商2=関根学園)、石井凌太朗(商1=出水商)、中田智也(総合1=伊奈学園総合)
▼2部男子個人選手権
<出場メンバー>
清水和生(政経2=埼玉栄)、窪井勇紀(経営3=成城)
▼2部女子団体
明大ーー5位
<団体メンバー>
飯田麻由(商3=大宮東)、跡部桃子(営3=有明)、安江彩花(文3=羽鳥北)、安田美樹(営2=駒場)、内村、佐々木
▼2部女子種目別
<跳馬>
内村ーー6位
<段違い平行棒>
佐々木ーー7位
「楽しく演技ができた」。明大に入って初めてのインカレを終えた内村はこう語った。大会前には体調を崩し、急きょ1年ぶりの技を挑戦することに。緊張と不安が混じる中、何とか〝カサマツ〟を成功させ、跳馬で6位入賞を果たした。それでも跳馬以外の種目が振るわず「迷惑を掛けてしまった」と感じる。次の大会では失敗をなくし、得意のゆかと跳馬を中心に団体戦に貢献したい。
段違い平行棒では佐々木が7位に入賞。得意種目での入賞に喜びながらも「悔しい部分がある」。本来の力を出し切れなかった後悔が残った。個人総合15位は明大勢トップの成績だったが、ここでも期待の新星はさらなる高みを見据える。「入賞を目指してもっと練習しないといけない」。大舞台での経験を機に1年後の躍進を誓った。
団体3位を目指す女子勢は、今大会で一気に目標に近づいた。「来年度はいかにミスを減らせるかが課題」(飯田)。種目別で入賞を果たした1年生2人を筆頭に、来年度は有言実行を志す。
一方の男子勢は、4年生がケガで棄権。ほぼ初出場のメンバーが苦戦を強いられた。「まずいですね」。団体7位という結果に小山はこう語る。それでも「3年生以下でも戦えると気付けた」ことは大きな収穫。2部優勝に向け「1年頑張りたい」と意気込んだ。
新主将には小山と跡部が就任する。新チームの下で「より強い明治を目指す」(飯田)。体操部の今後が注目される。
[渡辺悠志郎]
試合後のコメント
飯田
ーー3年目のインカレはどのような思いで出場されましたか。
「昨年度はケガで1種目しか出られなかったので、まずは悔しさを晴らそうという強い思いがありました。出場してその結果に納得いくという訳ではないのですが、3年間の中で一番いい演技ができたので、いい試合だったなと思っています」
小山
ーーこれから明大の中でどんな存在になっていきたいですか。
「まずは自分が行動することで、メンバーにモチベーションを与えていけたらいいなと思っています。もちろん僕自身が指示を出したり、練習を提案したりしますが、まずは自分が誰よりも練習する。その背中を見てもらって、後輩たちに付いてきてもらえたらいいかなと思っています」
内村
ーー今後に向けての意気込みをお願いします。
「まだ1年生なので、来年度からは後輩が入ってきてもう少し先輩らしい行動や演技をしたいです。明治らしい楽しい雰囲気で大会に臨めたらいいなと思います」
佐々木
ーーこれからに向けた意気込みをお願いします。
「大学の中でもやはりどの部活も素晴らしい成績を残していると思うのですが、体操部も負けずに明大を引っ張っていきたいなと思います」
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