インカレ直前特集2021(1)トラック班インタビュー 1、2年生編

2021.08.09

 戦力を新たに、悲願の頂へ。新型コロナウイルス感染症の拡大により、昨年度は中止を余儀なくされた全日本大学対抗選手権。前回大会ではトラックでは総合2位と好成績を残すも、ロードで苦戦し総合3位となった。2年ぶりの舞台、新たな戦力、待ちに待った優勝の2文字に向け走り出す。

 

 第1回はトラック班の1、2年生7選手に、大会に向けての意気込みを語ってもらいました。(取材は8月2日に行ったものです。)

 

小池陽人(法2=北桑田) 

出場予定種目:オムニアム、チーム・パーシュート 

――トラックとロードに参加されますが、両方に出場する難しさはありますか。 

 「トラックの練習をすると速筋が付き、ロードの練習をすると遅筋が付きます。練習メニューも違うので、トラックの選手がロードを走るのは相当難しいと思います。ですので、ロードでは完走するのを目的にするのではなく、僕が走れるまで走ってチームメイトをサポートしたり、逃げた選手を僕がつぶしに行ったりします。その後は、ロード班に任せます」 

 

――ご自身の長所はありますか。 

 「レース系が得意です。レースになると集団で走りますが、集団で走るのは得意です。逆に課題としては一人で走るのが苦手です。一人で走ったらずっと一人で風を受けなければなりませんが、レースではその心配はないです。また、位置取りなど考えて走るのも得意です」 

 

――インカレへ向けての目標をお願いします。 

 「オムニアムで表彰台に乗りたいです」 

 

野中龍之介(営2=法政大高)

出場予定種目:ケイリン、タンデム

――昨年度よりも成長できたと思う点を教えてください。

 「この前の全国大会は、1日で9本を走るかなりハードなレースだったのですが、最後に走ったケイリンの決勝では今まででは出せなかったタイムが出せました。なので、しっかり実力もタイムに表れている点です」

 

――タンデムにも出場されますが、コンビの雰囲気はいかがですか。

 「タンデムは、一個上の上野矢竜(営3=祐誠高)さんと走ります。一本一本走り、『ここは良かったね』や『ここは直した方がいいね』などの情報共有がしっかりできていて、毎回走るごとに前回ダメだったところを改善できています。しっかりとコミュニケーションを取れてやれているので、インカレではかなりいい順位が期待できると思います」

 

――インカレでの目標をお願いします。

 「(出場する)2種目とも優勝を目標にして、両方ともかなり決勝で戦える力は付いていると思います。ちゃんと大事な場面で勝ち切れるように頑張ります」

 

吉岡優太(政経2=茨城県立取手第一)

出場予定種目:スプリント、チーム・スプリント

――今のコンディションはいかがですか。

 「正直あまり良くないです。でも、自分が思っている感覚と実際の体の感覚が一致していなくて、むしろタイムはいいものが出ています」

 

――インカレ前に達成したい目標はありますか。

 「チーム・スプリントで自分が3走なのですが、1走の人があまりにも早すぎるので、ついていくのが手一杯です。なので、余裕を持って付いていけるようにしたいです」

 

――インカレの目標をお願いします。

 「チーム・スプリントで絶対に表彰台に乗るということと、個人種目のスプリントではまだ一度も表彰台に立ったことがないので、なんとしても表彰台に登りたいと思っています」

 

吉房暖人(政経2=岡山工業)

出場予定種目:マディソン、チーム・パーシュート 

――インカレを控えた今の心境はいかがですか。

 「自分はマディソンに出るのですが、4年生の小林右京(政経4=日出総合高)さんと組ましてもらいます。先輩にとって最後のインカレなので表彰台を狙っていきたいと思っています」 

 

――意識している大学はありますか。 

 「日大と中大がかなり強いので、そこが動くとかなり試合の展開が変わってきます。なので、その2校をマークし、反応しながらやっていきたいです」

 

――インカレへの意気込みをお願いします。

 「4年生の右京さんと組む最後の大会になると思うので、しっかり表彰台に登って右京さんの最後の試合を締めくくりたいです」

 

片岡遼真(法1=福井県立科学技術) 

出場予定種目:インディビジュアルパーシュート、チーム・パーシュート

――初めてのインカレを控え、心境はいかがですか。 

 「個人種目と団体種目に出場できるので、どちらも優勝を目指して頑張りたいです」 

 

――入学してから成長したところはありますか。 

 「高校の時にはなかったギアを踏むようになり、自分が出せるトップスピードも変わってきたので、良いタイムが出るようになりました。そこが一番変わったと思います」 

 

――インカレでの目標をお願いします。

 「インディビデュアルパーシュートでは、ナショナルチームに入っている人が出場しています。僕の目標タイムを出して優勝できるかは分からないですが、3位以内を目指して頑張っていきます。チーム・パーシュートでは、優勝だけです。優勝を狙って頑張ります」 

 

中村凌輔(政経1=千葉学芸高) 

出場予定種目:タイムトライアル、チーム・スプリント、チーム・パーシュート 

――初めてのインカレで他の大会より力は入りますか。 

 「そうですね、高校時代からYouTubeなどで見ていた大きな大会なので、やはり特別な大会だという意識はあります。緊張感も全然違います」 

 

――不安要素はありますか。

 「高校の際にチーム・パシュートをやったことがなかったので、チームでの役割を果たせるのかという不安が少しありますが、最初はあまりできていなかった隊列をきれいにすることやペース配分も、今はだいぶ直せてきているので大丈夫だと思います」 

 

――インカレに向けての意気込みをお願いします。 

 「チームパシュートで自分の役割を果たして、優勝することです」

 

――6選手とも、ありがとうございました!

 

◆文部科学大臣杯 第76回全日本大学対抗選手権◆

トラック:8月13~15日(松本市美鈴湖自転車競技場 333.33m)

ロード:8月21~22日(群馬サイクルスポーツセンター 1周6km)

 

[自転車部担当一同]