
終盤の反撃及ばず 東海大に惜敗/春季関東大学男子1部オープン戦
オープン戦最終戦の相手は東海大。第3・4セットに追い上げを見せるも出だしの失点を取り返しきれず。4連敗でオープン戦を終え、課題が残る結果となった。
◆7・11 春季関東大学男子1部オープン戦(会場名非公開)
▼7・11 対東海大戦(会場名非公開)
明大1{21-25、15-25、25-23、24-26}3東海大○
<スターティングメンバ―>(ローテーション順)
MB金田晃太朗(政経1=駿台学園)、OP安井恒介(政経3=市立尼崎)、OH工藤有史(政経2=清風)、MB三輪大将(政経4=高川学園)、S大﨑世惇(文3=高知)、OH松本大翔主将(法4=埼玉栄)、Li武田大周(商2=松本国際)
3セット目
S大崎世惇(文3=高知)⇆S神園洋(法3=札幌藻岩)、MB金田晃太郎(政経1=駿台学園)⇆MB溝井健太(商2=洛南)
最初の2セットが勝敗を分けた。序盤を明大ペースで進め迎えた第1セット中盤。守備の穴を突かれ失点を許すと、そのまま8連続ブレイクを奪われる。「打開策が見つからなかった」(松本)。ルーキー・金田の得点で断ち切るも、その後はサイドアウトを繰り返し第1セットを落とす。嫌な流れのまま迎えた第2セットは、終始主導権を握られる展開に。相手のスパイクを拾いきれずに失点を重ね、続けざまにセットを献上した。
負ければ終わりの第3セット。第2セットからは一転し、試合を優位に進める。セット中盤に連続ブレイクを許すも「追い込まれるのではなく、まずは返していこう」(松本)。主将の声で守備での悪循環を止めた。攻撃でも三輪と工藤のスパイクが光り、第3セットを取り返す。続く第4セット。17-21と4点をリードされ終盤を迎えると、松本のサービスエースを皮切りに怒涛(どとう)の追い上げを見せる。5連続得点で逆転しデュースとなるも、反撃はここまで。最後は相手ブロックに阻まれ試合終了。最初の2セットを取り返すことができず、東海大に敗北を喫した。
春季オープン戦を1勝4敗で終えた明大。「出だしが弱かった」(三輪)と、序盤から相手に主導権を握られる試合が目立った。それでも「コンビが合ったときの攻撃の感触は良かった」(松本)と収穫もあった。次なる戦いは秋季リーグ。今季の雪辱を果たし、目標である全日本インカレでのメダルを取るために。明大バレー部勝負の夏が始まる。
[野口優斗]
試合後のコメント
鈴木監督
――今年のチーム状況はどういう感じでしょうか。
「コンビネーションとかが合っていなくてぎくしゃくしている部分もあるのですが、松本が一生懸命やってくれているので、その流れで秋に向けて夏でつくり直していきたいです」
松本
――今試合を振り返っていかがですか。
「1セット目とかは自分たちのやりたいことができていて展開的には良かったと思うのですが、点差がついたときから、ハマったときの打開策が見つからなくてチームの雰囲気を変えられなかったのは自分の責任だと思います。勝てる相手に勝つことができていないというのは甘い部分もあると思います」
三輪
――オープン戦で見えた課題などはございますか。
「明大は出だしが弱いです。全日本インカレは一発勝負なので、そこを修正できるようにやっていきたいです」
安井
――オープン戦全体を振り返っていかがですか。
「自分たちの中で良かった試合は1つもなくて。内容が良くても負けたら意味ないですし、内容が悪くても勝てばまた反省できるということでやっていたのですが、出だしが悪い1セット目が何試合も続いてしまいました。そういう部分は体育館に入るときから全員の気持ちをつくれていないということと、終盤になってリードしているときに気持ちが緩んでいるというのがあると思います。今回出た課題を全日本インカレまでにチームの課題として意識できればと思います」
大崎
――今後に向けての意気込みをお願いします。
「秋季リーグでは上位を狙って、全日本インカレではオープン戦を超える順位目指して頑張りたいと思います」
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