17得点の快勝! 王座初優勝へ向け好発進を切る/全日本大学王座決定戦

2021.07.08

 幸先のいい滑り出しとなった。日本一を決める王座の初戦、対戦相手は北大。開始1分で得点を決めると、息をつく間も与えぬ猛攻で終始相手を圧倒。17得点という歴史的大勝で、次戦の天理大戦に弾みをつけた。

◆7・8~7・11 全日本大学王座決定戦

▼7・8 北大戦(親里ホッケー場)

明大17

4ー0

0北大

4ー0

3ー0

6ー0

得点

1Q

1分

大嶋鴻太

FG

1Q

4分

小林弘人

FG

1Q

9分

古川裕大

PC

1Q

11

加藤大椰

FG

2Q

1分

駒野巧実

FG

2Q

4分

小林正人

FG

2Q

9分

山村晃生

FG

2Q

12

村井巧

FG

3Q

2分

竹邊尚希

FG

3Q

4分

大岡凌磨

FG

3Q

5分

竹邊尚希

FG

4Q

3分

古川裕大

PC

4Q

4分

形部健彦

FG

4Q

6分

古川裕大

PC

4Q

8分

加藤大椰

FG

4Q

10

川村柊介

FG

4Q

14

大森行洋

FG

 「こんなに点を取っているところを見るのは初めて」(山崎郁美マネジャー・総合4=明大中野八王子)とマネジャーも驚くほどの大勝となった。第1Q開始1分からD F大嶋鴻太主将(商4=今市)が先陣を切り得点すると、そのまま猛攻に次ぐ猛攻が止まらない。常に試合の主導権を握り続け、前半終了時点で8―0。試合開始から降り続けていた雨も止み、さらに勢いづいた明大は後半に9得点を挙げると17―0で試合を終えた。

 

 王座前の取材で課題として挙げていた序盤の立ち上がり。しかし「点数だけが立ち上がりの全てではないが、動き方的にもプレスとかも全力で前から行けていたし、パスの質も良かったので改善はできた」(FW加藤大椰・文4=今市)。終わってみれば大満足の仕上がりとなった。また、この試合では1年生の活躍も目立った。全17得点のうち、1年生による得点は6得点。FW竹邊尚希(商1=川棚)は、今試合で公式戦初得点を含む2得点を挙げた。上級生だけでなく下級生も活躍し、層の厚さを見せつけた。

 

 次戦の相手は天理大。一昨年の全日本学生選手権では勝利したものの、昨年は敗北したという因縁のある相手だ。明日その因縁を断ち切り、明大初の大学王座優勝を目指す。

 

[向井瑠風]

 

試合後のコメント

加藤

――試合を振り返っていかがでしたか。

 「敵自体はそこまで強くなかったので天理戦に向けてどうできるかというところを意識して頑張ったのですが、その中で一応プレスという意味ではしっかりできたかなと思っています。なので、明日に向けての試合をうまくできたかなという感じですかね」

 

――今日見つかった課題などはありますか。

 「前半プレスを飛ばしすぎたと思います。全部前へ前へ行っていたのですが、そこを全部前じゃなくて下げるところは下げるというようにやっていかないと、全部前にいたときそこの穴を抜けられるということがありそうなので、天理大戦はそこのメリハリというか、前で行くところは行く、後ろを下げるときは下げるというのを全員で共通することが大事かなと思います」

 

――次戦に向けて意気込みをお願いします。

 「一昨年勝って、昨年負けてしまっているので、明日は絶対に勝ち越します」

 

DF古川裕太(政経4=伊万里商)

――明日への前哨戦という意味で今日の試合はいかがでしたか。

 「ちゃんとFWもほぼ全員点数が取れて、いつものメンバーに入っていない人も今日実戦で点数をみんな決めることができていたので良かったと思います。セットプレーでも今日はバリエーションを使っていないのですが、しっかり点数を取ることができていたので良かったと思います」

 

――PC(ペナルティーコーナー)の精度についていかがですか。

 「今回は相手が相手だったので、コースを見てしっかり決めることができたと思います」

 

――今日見つかった課題などはありますか。

 「課題としては、今日はずっと攻めっぱなしだったので戦術的なことではないのですが、ここはコートが新しいので、そこに慣れることです。昨年度から多分芝が張り替えられて全く違う芝になっていたので、自分たちがまだ一度もやったことがないコートでした。新しい芝はフカフカしていたり、コートの状況が使い慣れている芝と違うので、そこに慣れるというところが次の天理大戦に大きくかかってくるんじゃないかなと思います。だからしっかり今日パスとかストロークをできないと、明日できないので、課題じゃないのですが、そういうところを一人一人しっかりつかめるようにしないといけないかなと思います」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「セットプレーで今日決められたので、バリエーションを使いつつ、点数に関わることができるように一つ一つしっかりしたプレーができるように頑張りたいと思います」

 

竹邊

――今日の試合を振り返っていかがですか。

 「結構全員が前に前にという感じだったので、僕的にはみんながボールに寄ってしまっていたので、そこで逆に後ろのスペースを使う、位置するというのを意識していました。味方がボールを持っていた時に前に前に行きがちだったので、後ろでサークル付近にいるという感じです」

 

――公式戦初得点、しかも2得点もおめでとうございます。感想はどうですか。

 「前半で決めたかったのですが決まらなくて少し焦ってしまって。でも後半で2点決めれたので良かったです」

 

――次戦への意気込みをお願いします。

 「今日みたいなゲームにはならないと思うので、しっかり自分の役割、走ったり戻ったりを意識して、その中でシュートを狙いにいってワンチャンスつかみたいです」