
春季トーナメント戦事前特集 2年生座談会①
2年ぶり開かれる関東大学バスケットボール選手権大会も開催まで残り3日。今回は新型コロナウィルスによって昨春の活躍の場を奪われた、期待の2年生たちにインタビューを行った。昨年度の悔しさを胸に勝利を狙うプレーヤーたちの生の声を3回にわたってお届けする。
第1弾はPG山内龍也選手(写真右・国際2=土浦日大)、F田邊太一選手(写真中央・情コミ2=福岡大大濠)、F結城智史選手(写真左・経営2=土浦日大)の3名です。(なお、このインタビューは4月25日に行われたものです)
――始めにそれぞれの選手の印象を聞いていきたいと思います。まずは田邊選手の印象を教えてください。
結城 シュートがうまいですね。あと速い。試合展開が速くなった時の状況判断とか、ボールプッシュとかもめちゃくちゃ速いですね。
山内 万能だと思います。ベンチからの出場でもスタメンで出て行っても対応する力が高いなって思いますね。
結城 田邊はバスケに関しては結構頭いいプレーするんですけど、勉強になると…。でもそのギャップがめちゃくちゃ可愛いですね(笑)。
山内 見た目は優しい、可愛い感じなんですけどプレーになると目つきが変わるっていうか、そのギャップですね、やっぱり(笑)。
――次に結城選手の印象を教えてください。
田邊 3Pシュートが入り出したら止まらないというのがまずあります。それと身長もフィジカルもあれば器用な部分もあるので、まあどんな選手に付かれても、守れるし、攻めることができるかなって思います。
山内 身長があるのになんでもできるっていうのと目立たないところでいつも頑張ってくれているなと思います。
――目立たないところというのはどのようなところでしょうか。
山内 ゴール下とかで相手と接触して相手にいいポジションを取らせないようにしていたりとか、自分がリバウンドを取れなくても味方が取りやすいように体を入れてくれたりしてくれています。
――最後に山内選手の印象を教えてください。
田邊 PGとしてみんなをまとめる力があるところです。あとディフェンス面では一番アグレッシブにやって、仲間を鼓舞するような感じでチームの勢いを増すような存在です。
結城 ほとんど言われちゃったんですけど、やっぱりリーダーシップが大きいですね。怒るべきところで怒ってくれたり。あとは顔がかっこいいところもいいですね。
――去年のオータムカップから、インカレのことについて、この期間を通した全体の感想をお願いします。
田邊 チームとしてはインカレで結果を残すことが目標でした。オータムカップも大事なんですけどインカレに向けての途中目標だったので圧倒できるようにという意識でやっていました。そのくらいじゃないとインカレで1部とは戦っていけないので。
結城 試合に直に出場して絡むことができなかったので、相手チームをスカウティングしてマッチアップするであろう人の形を真似ていました。それと相手がやったのと同じようなセットプレーをやってみたりして、擬似的な相手チームを作ったりしていましたね。とにかくチームが勝つために何ができるかっていうのを考えていました。
山内 結城と同じですね。相手に勝てるように相手のセットプレーやフォーメーションを自分たちで真似ていました。それでも自分のモチベーションの維持のために自主練などにしっかり取り組んで下げないようにはしていました。
――次に春季トーナメント戦について聞いていこうと思います。まずは今年のチームの雰囲気を教えてください。
結城 今年は去年からメンバーがあまり変わらず主力がほとんど残っています。なので個人的にはチャンスがある年だと思っています。でもチャンスがあるとは言ってもめちゃくちゃ強いというわけではないので、細かいところのミスをなくしたりすることを意識しています。その中で出てきたワンチャンスを掴んでいきたいです。
山内 チームの雰囲気としてはキャプテン(常田耕平主将=政経4)がBリーグから帰ってきて一段と引き締まったかなと思います。キャプテンが大きい影響力をみんなに与えていて、キャプテンしか勝たん、というような感じです。本当に過言ではないです。
――1つ先輩になったことで変わったことはありますか
山内 去年は例年に比べたらコロナで練習もできなかったし、この体育館で過ごす時間も少なかったと思います。お客さんとまではいきませんが、先輩にくっついて試合に行っていたような感じでした。それでも今年は下も見ながら練習もしっかりこなしていけるようにならないといけないので。そこがまだこの学年は完璧にはできていないと思うのでできるようになっていけたらなと。
――今大会に向けて強化してきたことはありますか。
田邊 試合中はミドルシュートを打たない場面が多くて、それを1年振り返ってやっぱり打っていって決めないといけないと思いました。それをできるようになればもっとプレーの幅も広がると思うので、そこはシュートの面は結構練習してきたかなと思います。
結城 やっぱりフィジカルの部分ですね。筋力トレーニングと、あとは3Pシュートの精度を上げることの2点を集中してやっていました。
山内 ボールを運んでくるポジションなので、ドリブルの練習をしていました。もっと瞬発力が必要だと思ったのでトレーニングの仕方を変えて、瞬発力を上げるようなトレーニングを取り入れていました。
――最後にチーム目標と個人目標をお願いします。
田邊 チームとしては2部全勝優勝と、インカレでいい成績を残すという目標があります。個人目標は、自分はどの場面で試合に出るか分からないので、出た時の状況によってプレースタイルを変えていけるようにすることです。
結城 今は3番(PF)、たまに4番(SF)なんですけど、このポジションの人たちは結構点数を取りに来るのでその人たちをしっかり止めたいですね。直接的に点数に絡めなくてもチームの勝利に貢献していけたらなと思います。
山内 まずは試合に絡めるように、ディフェンスを頑張ります。バスケはやっぱりPGにボールが集まってくるので自分のディフェンスで相手チームのPGの息の根を止めたいと思います。そこを潰せばオフェンスは成り立たないので頑張ります。
――ありがとうございました。
[菊地秋斗]
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