三井が新人戦で準優勝!/東日本学生春季選手権

2021.06.24

 大会初日を迎えた東日本学生春季選手権。初日は新人戦のグレコローマンスタイルが行われた。明大からは3名が出場。60キロ級で出場した三井潤(法2=鹿島学園)が準優勝、塚田が3位と好成績を収めた。

 

◆6・23~25 東日本学生春季選手権(駒沢体育館)

[新人戦の部グレコローマンスタイル]

▼55キロ級

 塚田――3位

▼60キロ級

 三井――2位

▼82キロ級

 岩井――1回戦敗退

 

 1回戦を3-1で制し、三井が迎えた準決勝の対戦相手は花田裕樹(神奈川大)。試合開始18秒、早速相手の裏を取り2点を奪う。「最初からポイントが取れた」。57秒にも相手の裏を取り、2点を追加。その後もパーテレポジションから積極的に仕掛けていくと、最後まで攻めの姿勢を緩めることなく着実に点を重ねていき、第1ピリオドを7-0で終える。「(第2ピリオドでは)最初から攻めていこうと思っていた」。その言葉通り、続く第2ピリオドでは試合開始18秒で相手から2点を奪取。最後まで相手に1点も取らせることなくテクニカルフォールで勝利を収めた。

 

 決勝戦では惜しくも敗戦してしまったものの、準優勝という好成績を残した三井。今試合では今までの積み重ねてきた努力が実った場面もあった。「いつもはグラウンドを返すことができなかった」という三井は試合前に重点的に練習を重ね、準決勝ではグラウンドで相手を返すことに成功。確実に成長を遂げている。一方、課題となったのは決勝戦での敗因となってしまったグラウンドの守り。「最初からグラウンドの守りがしっかりできていれば、まだ(決勝戦の結果がどうなるのか)分からなかった」。この課題を克服することが次への成長のカギとなるようだ。「もう少し鍛えれば、優勝を狙えると思う」(小柳義人監督)。さらなる飛躍にこれからも期待したい。


[安室帆海]


試合後のコメント

小柳監督

――今大会の目標を教えて下さい。

 「各学年6人ずついますが、新人戦、選手権でそれぞれ3人以上が入賞するということを目標にしています。ハッパを掛ける意味では下級生が結果を出してよかったと思います」

 

――今年度のチームはいかがですか。

 「悪くないです。まとまってやっていますが、かわいそうなのは試合がないことです。2ヶ月遅れでスタートしましたが、やっと加藤万豊(政経4=いなべ総合)の下でまとまってきたなと思います」


三井

――1回戦の振り返りをお願いします。

 「久しぶりの試合で緊張があって足が重かったですが、勝ててよかったなと思います」


――1回戦での結果が3-1と苦戦しているように見えましたが、いかがですか。

 「自分のスタイル的にロースコアになることが多いので、やられる感じはしなかったです」


――今後の意気込みをお願いします。

 「8月にインカレがあり、秋に新人戦があるので、そこでしっかり結果を出すことです」