宮川・手塚組ダブルス優勝! 明治の強さを見せつける/関東学生新人選手権

2021.06.23

 関東学生新人選手権大会が開催された。明大からは12組が出場。うち、宮川昌大(情コミ2=野田学園)・手塚崚馬(政経1=明徳義塾)組が優勝。寺下拓海(商2=福井商)・村松凛音(営2=長野工)組も2位と好成績を残した。

6・122021 関東学生新人選手権(横浜武道館他)

男子ダブルス

 宮川・手塚組――1位

 寺下・村松組――2位

 松田・山本組――ベスト8

 

 宮川・手塚組が実力を見せつけた。序盤の試合で「迷いがあった」(手塚)と立ち上がりは苦しく、デュースにもつれ込むも徐々に調子を上げ、決勝に駒を進める。「他のペアより得点パターンが多かったのが良かった」(宮川)。決勝は寺下・村松組と対戦し、明大対決となった。相手の強みであるサーブレシーブをうまく攻めさせない試合運びでラリーにもっていき、攻めたプレーで危なげなく勝利をつかんだ。お互いが右左というペアであったが、宮川の左からの強いフォアに対して、「自分にはなくて弱点でもあった」(寺下)と悔しさをにじませた。「自分たちが絶対に優勝しなければならない強い気持ちが力になった」(宮川)。エースの気概も勝利へとつながった。

 

 ベスト8には3組が進出した。春リーグが中止となり初めての公式試合であったが、チームの実力を裏付ける結果となった。「今回の大会を通して、練習で自分の伸びたところを確認できたのが良かった」(斎藤清監督)。次の大会以降も、快進撃を予感させた今大会。「自分たちのチーム力を生かして絶対に優勝する」(宮川)。7月の団体インカレでも明大の活躍に注目したい。

[新谷歩美・新村百華]

試合後のコメント

斎藤監督

――明大対決はいかがでしたでしょうか。

 「宮川が今までレギュラーとして頑張った成果が出ていました。手塚も決勝は伸び伸びとプレーしていました。逆に、村松、寺下は少し緊張した感じがしました」

 

――就任して3ヶ月経ちましたが、明大の選手を見ていかがでしょうか。

 「うまいですね。しかし、うまい選手が勝つというわけではないので、勝負にこだわっていけたらいいと思います。明治は、卓球界では君臨しなければならない存在と思っていますので、その重み、使命感を逆に生きがい、目標にしてどんどん上を目指していってもらいたいと思います。特に今年は全部の大会優勝すると言ってますので、今度のインカレも一つのステップとしてきちっと勝ってもらいたいです」

 

宮川

――決勝の明大対決についていかがでしたか。

 「普段からやり慣れている相手でしたが、挑戦者の気持ちで出だしから自分たちの気持ちでできたのが良かったと思います」

 

――優勝できた瞬間の気持ちはいかがでしょうか。

 「優勝はしましたが、うれしいというよりかはほっとした部分がありました」

 

手塚

――今大会を振り返っていかがでしたか。

 「今回、いい形で試合に勝てて優勝できたので、ここを通過点として次のインカレでいい結果を出せるように頑張ります」

 

寺下

――今の気持ちはいかがですか。

 「準決勝の相手が格上だったので、普段通りでは負けると思い、ミスを恐れずに攻めていくことを考えたら自分たちのプレーができたので、それが勝ちにつながったのが良かったと思います」

 

村松

――今大会を振り返っていかがでしたか。

 「自分達の得意とすることをすれば勝てることを強く感じましたし、逆に悪いところもカバーできたところはありました。自分たちの得意なことを伸ばしつつ、苦手なところはカバーしてお互いの良いところを増やしていければと思います」