
日体大戦インタビュー 熊谷郁主将/関東学生1部リーグ戦
新型コロナウイルスの影響で、約2年ぶりの開催となった関東学生1部リーグ戦。ここでは目標であるベスト4を目指し、奮闘する選手たちの試合後の声をお届けする。
初戦の日体大戦は、健闘するものの力の差を見せつけられコールド負けを喫した。しかしそんな中、熊谷郁主将(営4=明大中野)が得点を決め、攻撃の要としてチームを牽引(けんいん)した。今回は熊谷主将に試合の振り返りとリーグ戦の抱負を聞いた。(この取材は6月17日に行われたものです)
◆6・12~8・15 関東学生1部リーグ戦
▼6・12 対日体大戦(日体大健志台プール)
明大3{2―6、1―3、0―9}18日体大〇 ※規定により第3ピリオドコールド
――日体大戦を振り返っていかがですか。
「相手は日本で一番強い大学で、かなり厳しい戦いが予想されてはいたのですが、試合前日の話し合いや試合前の話し合いの通りの展開が第1ピリオド、第2ピリオドはできていたかなと思っています。ただ、第3ピリオドは自分たちの集中力がかなり欠けてしまってそこを相手に突かれてしまったというのがコールド負けとなってしまった原因だと思います」
――かなり点差のついた試合でしたが要因は何だと思いますか。
「第3ピリオドで0-9というスコアになってしまったのですが、それまでは第2ピリオドが1-3、第1ピリオドが2-6とそれなりに失点を抑えていくことができていましたが第3ピリオドで大量失点をしてしまいました。その理由としては、やはり集中力が切れてミスが重なってしまい、そのミスを相手に突かれてしまったところが原因だと考えています」
――自身の得点に関してはいかがですか。
「カウンターでの得点だったのですが、試合前の話し合いから相手は強いチームだが、ミスもするチーム、ミスは絶対あるとチーム全体で話していて、そのミスを狙って得点していこうと話し合いをしていました。その結果、相手のミスからカウンターをうまく得点につなげられたのかなと考えています」
――今年度初のリーグ戦でしたがいかがですか。
「学生リーグ自体、昨年度が中止になって2年ぶりのリーグ戦ということもあって、かなり久々な感覚で私自身もチーム全体としても試合に臨んでいたと思います」
――コロナウイルスによって大会が延期になったことに関してどのように考えていましたか。
「緊急事態宣言があって、一度学生リーグが延期となって、今の日程で開催されることになったのですが、本当に開催できるか分からない状況でしたが個人としてもチームとしても、今やれることを、今できることを最大限やっていこうというふうに声掛けをしていきながらチームのモチベーションを保っていきました」
――次節に向けての意気込みをお願いします。
「次節の専大戦が不戦勝となったので、来週末の試合に勝利すれば2位以上が確定してベスト4に入ることができるので、水球部の目標であるベスト4というところを目指して必死に勝利を目指して頑張りたいと思います」
――チームとしてのリーグ戦の抱負をお願いします。
「ベスト4というところを目標としています。そのためにはチーム全体として一人一人が自覚を持った行動やプレーをしていくことが大切になっていくと思うので、チームとしてまとまっていけたらいいなと思っています」
――主将としてのリーグ戦の抱負をお願いします。
「大学に入学して4年になりますが、今まであまりいい結果を残せなかったところがあり、また、昨年度もあと一歩のところで上位に食い込めなかったという悔しい経験をしてきたので、今年度こそは何とか上位に食らいついて勝利をしていけたらなと思っています」
――今年度はオリンピックもあります。水球の魅力についてどのように考えていますか。
「私は水球の魅力は、大きく二つあると考えています。一つ目はダイナミックなシュートです。これは誰が見てもかっこいいと思える部分だと考えていて、私自身もダイナミックなシュートを打ちたいという思いから水球を始めました。具体的に言うと、水面から約1メートル体を上げて放たれる力強いシュートは見ている人を魅了する魅力の一つではないかと考えています。二つ目はなかなかプレーをしないと分からない魅力となってしまうのですが、シュートを打つ前のディフェンスとの繊細な駆け引きです。シュートを打つためにはディフェンスをかわすことが大切になるのですが水中で相手と駆け引きをしてマークを外したりしているのでそういた部分が魅力の二つ目の部分だと考えています」
――ありがとうございました。
[井澤怜音]
※写真は明大水泳部水球部門提供
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