試合後インタビュー 松山陸/ジャパンオープン
6月3日~6日の4日間にわたり開催されたジャパンオープン2021。松山陸(商2=春日部共栄)は3日目の50メートル背泳ぎで自己ベストを更新し、見事に銅メダルを獲得。昨年度の日本学生選手権(以下、インカレ)では1年生ながら2冠を果たした明大の背泳ぎエースだ。当記事ではそんな今後の活躍も期待される松山のインタビューをお届けする。
(この取材は6月10日に行われたものです)
◆6・3〜6・6 ジャパンオープン(千葉県国際総合水泳場)
▼男子50メートル背泳ぎ
3位 松山 25秒39
――今回のジャパンオープンを振り返っていかがですか。
「50メートルの方でメダルが取れたので取材をしてもらっていると思いますが、今回100メートルと200メートルではあまりいい結果が出なかったので、インカレでは100メートルと200メートルしかないですし、今年も2冠ができるようにそこに力を入れて頑張らないといけないなと思い、反省する大会でした」
――今大会はどのような目標を持って挑みましたか。
「選考会もふがいない結果で終わってしまって、元々持ちタイムが大学生の中で1番でしたが東洋大学の選手に抜かされてしまっていたので、ランキング1位の座を奪い返すという目標でした。しかし100メートルも200メートルも残念な結果だったので、目標には届かずという感じになりました」
――練習ではどこを強化しているのでしょうか。
「スイムは得意ですがスタートした後のバサロが大人と比べてとても遅いので、そこの強化を意識している最中です」
――持久力に課題はありますか。
「50メートルで今回メダルを取れたように、スピードが持ち味かなと思っているので、前半が速くて後半も持てばそれはもちろんいいタイムが出るので、後半も粘れるような練習をコーチと頑張っています」
――競泳選手の持久力トレーニングとはどのようなものですか。
「最近、体力が落ちてしまったかなと思い自主的に家の周りを走っていますが、やはり基本は泳ぎです。泳ぐ体力は泳いでつけます」
――次の目標はインカレになりますか。
「そうですね、インカレに向けてです。1年生のときには2冠ができたのに、2年生でできなかったら成長していないことになってしまうと思うので。やはり個人で2冠を達成して明治の連覇に貢献できるよう頑張りたいです」
――将来的な目標を教えてください。
「大学生になるともうジュニアの選手ではないので、インターナショナルという日本水泳連盟が定めた強化選手になれるタイムがあるのですが、そのタイムを切ることが目標です」
――強化選手にはどのようないいことがありますか。
「ナショナルトレーニングセンターが使えたり、日本代表選手の強化合宿に連れて行ってもらえたりとより水泳をやる上で優遇されます」
――ありがとうございました。
[佐藤慶世]
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