
女子シード勢健闘 好調なスタートを切る/関東学生トーナメント3日目
関東学生トーナメント(以下、春関)3日目では女子シード勢が登場。6人が次へと駒を進め、順調な滑り出しを見せた。一方、男子シングルは全員が本戦敗退し、苦しい状況になった。
◆5・24〜6・7 関東学生トーナメント(大宮けんぽグラウンド)※無観客で実施
▼5・28
[男子シングルス2回戦]
北岡 1{7-5、3-6、8-10}2 山口(早大)〇
森 0{0-6、1-6}2 名越(早大)〇
田中 1{6-3、5-7、4-10}2 田巻(早大)〇
徳 1{6-3、2-6、4-10}2 相原(東国大)〇
町田 1{6-3、4-6、8-10}2 池田(中大)〇
横田 0{3-6、4-6}2 岡(亜大)〇
飯田 0{1-6、3-6}2 田形(筑波大)〇
[女子シングルス2回戦]
〇稲葉 2{6-2、6-4}0 大川(慶大)
〇吉田明 2{7-5、6-1}0 木村(立大)
〇竹本 2{6-4、6-2}0 渡辺(山梨学大)
〇岡垣 2{6-2、6-2}0 谷(早大)
〇徳安 2{6-2、7-5}0 吉岡(早大)
大沼 0{3-6、2-6}2 神鳥(早大)〇
〇鈴木渚 2{6-2、6-3}0 谷井(駒大)
【女子シングルス2回戦:岡垣穂香(国際3=岡山学芸館)VS谷美七海(早大)】
1年生相手に圧倒的な強さを見せつけた。シードとして今大会初登場となった岡垣。第1セットの4ゲーム目では、サービスゲームをキープできず、ゲームカウントは2-2に。「ここを取られたら相手に勢いづけてしまう」。粘り強くボールを打ち返し、5ゲーム目でブレークに成功。勢いに乗ったまま、第1セットを6-2で制してみせた。第2セットも相手に主導権を握らせず「自分らしいプレー」を繰り広げる。こちらも6-2で勝利し、幸先の良いスタートを切った。
【男子シングルス2回戦:町田晴(文3=四日市工)VS池田悠人(中大)】
接戦をモノにできなかった。ケガを経て1年半ぶりの公式戦となった町田。第1セットは一進一退の攻防が続くものの6-3で何とか勝ち取る。しかし相手も第2セットから勢いに乗り、互いにブレークが続く展開に。その後町田のリターンミスが重なり4-6で第2セットは奪われる。「相手のサービスの部分で弱気になってしまった」。そこから流れを取り返すことができず、8-10でファイナルセットを終えた。素振りやショットなど基礎から見直し挑んだものの「100%まで戻し切れなかった」と悔いの残る試合となった。
今日のシングルス2回戦で好スタートを切った女子勢。インカレ本戦出場に向けて、どこまで勝ち進むのか注目だ。また、シングルスでは全員敗退となったものの、男子ダブルスでは4組が2回戦に進む。男子勢の活躍にも期待したい。
[金井遥香、出口千乃]
試合後のコメント
稲葉あす果主将(国際4=野田学園)
――今後の課題はありますか。
「今日はサーブの確率が本当に悪かったので、ファーストサーブをしっかり入れて相手を崩せるようにしたいなというところと、後はもうここまできたら上を目指すだけなので、楽しんで、今大会最後なので、頑張りたいと思います」
――意気込みをお願いします。
「自分は主将でやはりチームを引っ張っていかないといけないので、プレーでも引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います」
岡垣
――相手のプレーはどのようなプレーでしたか。
「結構相手が思っていたより荒くて、もっと上手いと思っていたというか、しっかり粘り強くくると思っていたのですが、意外に荒くて、思っていたのと違ったのですが、それに対応できたかなと思います」
――次戦に向けてどのようなプレーをしたいですか。
「やはり、しっかり攻めるところは攻める、守るところは守るという気持ちでいきたいです」
町田
――ケガ明けからここまでの練習でどのようなことをしましたか。
「まずは一から本当にケガ明けの素振りから始まって、だんだん感覚を合わせていきストロークショットがまず打てるようになったら、次はラリー系で動いてみたり、そしたらポイント系とだんだん上げてきて、やはり最初にも言ったのですがポイントの勝負どころのどのようなプレーをするかという強気な部分が出ずに弱気になってしまった部分がありました」
――今回、全体で見つかった課題は何ですか。
「大きく挙げて二つとしたら、まずサーブの威力と精度、そしてポイント感というか、勝負どころでどういうプレーをするか、どういう展開に持っていくか、こういう展開に持っていったときはこのショットでいこうという、自分の中で自信の持てるプレーを何個も持っていることが大切かなと思います」
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