
格上の日大相手に奮闘 トーナメントへの光明差す/練習試合
今回の練習試合の相手は、1部で活躍する日大。序盤は守りに悩み、相手に内側から崩される時間が続いた。しかし、相手チームのファウルをためながら有利な試合展開に持ち込み、一進一退の攻防が続く。後半になるにつれ守りも良くなり、一時はリードを奪うまでに。惜しくも敗北したが、次につながる1戦となった。
◆5・22 練習試合(日大八幡山体育館)
▼5・22 対日大戦(日大八幡山体育館)
明大61{19―16、15―21、12―13、15―15}65日大◯
スターターは、PG常田耕平(政経4=正智深谷)、SG越田大翔(政経1=明成)、PF中村吏(法4=正智深谷)、PF伊藤治輝(政経1=桐光学園)、SF田邊太一(情コミ2=福岡大大濠)。
チームとして価値のある1戦となった。序盤は相手にリードされるも、格上相手に離されず食らいつき、拮抗した展開を見せる。試合で大きく山場となったのは第4Q。ついに日大を捉え始める。「チームでしっかり強気で攻めていこうという雰囲気だった」(PG平松克樹・情コミ1=福岡大大濠)。連続得点から同点に追いつき、SF戸堀春輝(経営4=國學院久我山)の3Pシュートで勝ち越し。再度逆転され負けてしまったものの、最後まで1部の強豪・日大を追い詰めた。
今回の試合でも積極的にコート内で声を掛け、存在感を出していたのが主将・常田だ。主将としてPGとして下級生とコミュニケーションを積極的にとるようにしている。「下級生のやりたいことを知るのはGとしても大事なこと。下級生が思い切りよくプレーしてもらうためにも自分が落ち着いて、1歩引いて下級生を支えるようにしている」(常田)。チームを常に考える主将がいるからこそプレーに対する意識、そして自主性も高いチームになる。
チームの目標は『2部でリーグ全勝優勝』。1試合1試合全てのプレーが経験になっていく。課題としていたディフェンスの強化は、「日大との試合で60点台に抑えられて良かったと思う」(常田)と手応えを感じている。6月に行われる春季トーナメントの山場は5日の神大戦。「1試合1試合を大事にして自分たち明大のバスケットをできるようにしっかりプレーしていきたい」(平松)。トーナメントに向けて準備は万端だ。
[小原愛]
試合後のコメント
常田主将
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「日大は何度も練習試合をさせてもらっている相手ですが、とてもレベルが高い大学なので、自分たちがどれだけできるかを確認できました。その相手の攻撃を結構守ることができたことは、アドバンテージとして次の相手にも生かせると思います。」
――今年のチームの雰囲気はどうですか。
「選手間の競争が激しいと思います。競争があるおかげで、練習中からとてもいい雰囲気を保ちつつ、コート外では各代がまとまっているので心配せずに自分のことに集中できるチームだと感じています。」
――トーナメントに向けて意気込みをお願いします。
「目の前の試合に全力で挑みますが、必ず課題を持ってトーナメントは終わりたいと思います。最近2部に落ちて、結果が振るわないのが今の明大だと思うので、明大が強いということをトーナメントでも、リーグでも示して、これから強い明大を取り戻せるようにしていきたいです。」
平松
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「前に日大と試合をした時に入りが悪くそのままずるずるいってしまったのですが、今日は入りの部分で粘って、控えのメンバーも活躍してくれました。チーム力で戦えたのでよかったかなと思います」
――途中から出場する上で心掛けたことはありますか。
「自分が出るときはよい流れか悪い流れかのどちらの流れでも、するべきことは決まっているのでよい働き掛けをしようと思ってプレーしています」
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