1部昇格に向け好発進!/関東学生対校選手権

2021.05.21

 いざ1部昇格へ、勝負の4日間が始まった。1日目は、男子ハーフマラソンで小澤大輝(政経3=韮山)が5位。男子1万メートルでは鈴木聖人(政経4=水城)と手嶋杏丞(情コミ4=宮崎日大)が入賞を果たした。短距離陣も順当に駒を進め、幸先いいスタートを切った。

 

◆5・20~23 第100回関東学生対校選手権(相模原ギオンスタジアム)

[1日目]

▼男子ハーフマラソン決勝

5位 小澤 1時間02分33秒

12位 丸山 1時間03分35秒

15位 漆畑 1時間03分45秒

 

▼男子110メートルH予選

飯島 14秒68 決勝進出

 

▼男子1500メートル予選

近藤 3分47秒26 決勝進出

 

▼男子100メートル予選

松下 10秒72 準決勝進出

 

▼男子400メートル準決勝

野口 47秒46 決勝進出

橋元 47秒60 決勝進出

 

▼男子4×100メートルR予選

小林枚、木村稜、木村颯、松下 40秒34 決勝進出

 

▼男子1万メートル決勝

4位 鈴木 28分09秒24

7位 手嶋 28分13秒70

 

 午前7時30分。閑静なよみうりランドに号砲が響き渡り、1部昇格を懸けた熱い戦いが幕を開けた。男子ハーフマラソンでは外国人留学生が引っ張る展開の中、小澤が粘りの走りを見せた。アップダウンがある厳しいコースだったが、得意の上りをうまく利用し、5位入賞。「勢いづける走りができた」(小澤)。1日目最初の種目で入賞を果たし、いい流れを明大にもたらした。

 

 短距離種目も2日目につながる走りを見せた。男子110メートルHに出場した飯島大陽(商1=佐久長聖)は「思うような走りができなかった」と課題が残るレースになったが、決勝進出を決めた。目標の表彰台に向け、フレッシュなルーキーの走りに注目だ。

 

 400メートルでは、力の差を見せつけた。予選、準決勝ともに1位で通過した野口航平(商3=洛南)は「素直にうれしい」と決勝に向けて気分は最高潮だ。また、自己ベストで決勝進出を決めた橋元優成(法4=川薩清修館)は「4年生として意地で走り切る」と決勝では野口と共にワンツーフィニッシュを狙う。

 

 「とりあえず安心しました」。1500メートルで決勝進出を決め安堵(あんど)する近藤亨(商3=愛知県私立愛知)。課題であるラストスパートを克服し、決勝では「ハーフマラソンからのいい流れをつなげたい」と1点でも多く点数を取りに行く。

 

 2部でありながらハイレベルな選手が集まった男子1万メートル。明大からは鈴木と手嶋のWエースが出場。2人とも序盤から3位集団を引っ張るラジニ(拓大)にピタリとつき、どこでスパートをかけるかと様子をうかがう我慢のレース展開。勝負はラスト500メートルだった。唐澤(駒大)や鈴木が前に出るも手嶋は反応できず、7位入賞。「焦って最後上げ切れなかった」(手嶋)と3位争いをしていただけに悔しい結果となった。鈴木はラストで唐澤に離されるも日本人2位の4位入賞。レース前は「よくて7、8番」と当初の目標を達成するも「まだまだ自分の弱さがある」と日本人トップを取ることができなかった悔しさを4日目の5000メートルにぶつける。

 

 1日目は全ての決勝種目で入賞。また、明大が出場した全ての種目で次のラウンドに進み、1部昇格に向けて大きな1日となった。2日目の注目は男子4×100メートルR決勝。予選通過タイムは大東大、学芸大に続き3位。明大記録を出した予選の勢いに乗り、目標である、39秒台突入なるか期待がかかる。フィールドでは男子三段跳び決勝に鈴木憲伸(営3=明大中野八王子)が登場。昨年度優勝を果たしただけにここで大量得点したい。2日目もハーフマラソンから続くいい流れをつなぐことができるか。明大競走部から目が離せない。

 

[大橋直輝]

※レース後のコメントは後日「紫走堅固」にて掲載いたします。