3―1で慶大を撃破! 決勝進出を果たす/関東学生春季1部リーグ戦

2021.05.16

 決勝進出を懸けた今試合。相手GKの好セーブに阻まれるなど、前半を無得点で終えるも、第3Qに入るとFW大岡凌磨(政経2=今市)が立て続けに2得点。第4Q8分にはDF小林弘人(政経3=今市)がPS(ペナルティーストローク)を決めて勝負あり。慶大相手に3―1で白星を飾った。

 

◆関東学生春季1部リーグ戦
▼5・15 準決勝 対慶大戦(明大八幡山ホッケー場)
明大3 0-0 1慶大
0-0
2-0
1-1
得点
3Q 6分 大岡凌磨 FG
3Q 14分 大岡凌磨 FG
4Q 8分 小林弘人 PS


 グループ戦を3連勝で勝ち上がり、迎えた慶大との準決勝。立ち上がりはなかなかペースをつかみ切ることができなかった。相手陣地に攻め込みPC(ペナルティーコーナー)のチャンスを複数回作り出すも、得点に結びつけることはできず。それでも「怖さは全くなかった」(小池文彦監督)。攻めてくる相手に対して、引いて守るのではなく、前線からプレスをかけて対応。「前半の最後からリズムが良くなってきて、いい感じにスイッチが入った」(小林弘)。後半に向けて良い流れで前半を終えた。

 

 後半は開始直後から試合を動かした。第3Q6分、サークル内でパスを受けた大岡が、得意のリバースヒットで貴重な先制点を獲得する。続く14分にも浮いたボールに見事に反応し、大岡は今節2ゴール。「点が欲しいときに点を取ってくれた」(小池監督)。第4Q5分には1点を失うも流れは絶やさず。同8分にFW山村晃生(営1=岐阜総合学園)が獲得したPSを、小林弘が冷静に沈めた。「先制点を取るところから試合の主導権を握ることができた」(小林弘)。3―1で勝利し、決勝への切符を手に入れた。

 

 次節はついに決勝戦。「どのチームが来ようと自分たちの強みを出し、課題のPCを改善すれば結果につながる」(DF大嶋鴻太主将・商4=今市)。昨年度秋季リーグの覇者としてのプライドを胸に、リーグ戦連覇へ。明大らしさを前面に出し、今年度初タイトルへ猛進する。

 

[萩原亜依]

 

試合後のコメント

小池監督

――今節を振り返っていかがですか。

 「守備の面では1年生のGK坂本(樹哉・法1=飯能南)が声を出してくれていたり、DFも上級生がしっかりやってくれていたので、安心して見ることができました」

 

――前節おっしゃっていた体力作りの面はいかがですか。

 「しっかりと走り込むことで、この暑さの中でもだいぶできています。うまく選手を起用しながら体力を維持できるようにしているので、全く問題はないです」

 

大嶋主将

――1点目と2点目の間はチームとしてもたたみ掛ける意識で臨まれていましたか。

 「そうですね。そこは共通認識としてありました。今までは攻撃陣と守備陣の意識にギャップが生まれることが課題としてあったのですが、もう1点取りに行くぞということをチームとして取り組んでいました」

 

大岡

――スピードを生かしたプレーが目立ちました。

 「自分の持ち味がスピードとドリブルなので、今試合もその部分を生かしたプレーをすることができました。相手を置き去りにしたり、カウンターになったときに起点を作って攻めて行くのは、チームとしても強みのプレーでもあります」