
高跳びと三段跳びで1位! 関カレへ弾みをつける/東京六大学対校大会
毎年春の恒例である六大学対校戦。昨年度は新型コロナウィルスの影響で開催されなかったが、今年は無観客で行われた。明大からも多くの選手がエントリー。総合順位で結果は出なかったものの、高跳びで井上史隆(理工2=川崎市立橘)が、三段跳びで鈴木憲伸(営3=明大中野八王子)がそれぞれ1位を獲得した。
◆4・18 第54回六大学対校大会(鴻巣市陸上競技場)
(男子5000メートル オープンレースに関しては4・17の早大競技会で実施)
▼明大――男子 5位 66点
女子 5位 3点
▼男子走り幅跳び
佐藤 9位 6メートル22
▼男子走り高跳び
井上 1位 1メートル90
▼男子三段跳び
鈴木 1位 15メートル07
佐藤 5位 14メートル62
▼男子400メートル
橋本 2位 47秒49
野口 4位 48秒10
▼男子800メートル(対校)
掘田 3位 1分53秒20
▼男子1500メートル(対校)
近藤 2位 3分53秒03
杉本 8位 4分05秒04
▼男子5000メートル(対校)
新井 5位 14分47秒12
島田 11位 15分15秒89
▼男子3000メートルSC
齋藤 10位 9分48秒83
▼男子4×100メートルリレー
小林、松下、石川、宮川 5位 41秒23
▼男子400メートルH
宮川 7位 58秒17
※公式記録がまだ公開されていない選手もいるので、一部掲載していません。
公開され次第掲載します。
晴天ではあったものの、強風のなか行われた今大会。久しぶりの対校戦に、心なしか会場にいる選手陣のテンションも高かった。様々な競技が行われていくなかで、明大はフィールド種目で高順位を出した。高跳びの井上は「自分の中で試行錯誤して、試合の中で修正を加えながらできた」と、自身の成長に貪欲な姿勢を見せる。三段跳びの鈴木は「不完全燃焼感があった。跳躍で至らない点が出た」と強風の影響もあってか内容に満足はしていない。
トラック種目では、近藤亨(商3=愛知)が1500メートル2位を獲得。「関東インカレの標準記録3分51秒5を目標にしていた」(近藤)。目標には惜しくもとどかなかったが「ラストに課題があった」(近藤)と次につながる経験を得ることができた。明大の選手は、常に向上心を忘れない、その思いを常に見せてくれる。
ついにトラック・フィールドシーズンが始まった。今回は総合順位こそ低かったものの、
出場した選手が、今の状態を確かめられた良い機会だった。チーム目標はもちろん関東インカレでの1部復帰。「全員が100%の力を発揮できるチーム状況にしていきたい」(園原健弘総合監督)と指導陣も気合が入っている。その関東インカレまで残り1カ月。あの相模原の大舞台が、とても待ち遠しい。
[金内英大]
試合後のコメント
園原監督
――今日の大会を振り返っていかがでしたか。
「こうして無事にチーム全体が集まって、動ける活動が約1年ぶりにできたことは非常に喜ばしいことで、こういう空気感はいいな、と改めて実感できました」
――競技面ではいかがでしょうか。
「チームとしては成績的に見ると不甲斐ないんですが、それでも個々の選手の頑張りが積みあがって、関東インカレに向けて希望の持てる内容の競技会だったと思います。」
近藤
――長距離から中距離への移転で練習はどう変わりましたか。
「スピード練習が加わったので、そこを大切にしています。練習の慣れから着実にやっていきたいです」
――今年の意気込みをお願いします。
「過去2年間、悔しい思いしかしていないので、チームの勢いに乗れるよう頑張ります」
鈴木
――チームの1部復帰に向けて。
「これから関東インカレまで残り1カ月しかないので、いきなりレベルを上げていくことは難しいと思うので、着実に、怪我をしないよう練習を積み重ねて調整をするだけだと思います」
井上
――来月には関東インカレも控えています。
「自分は昨年度あまり良い結果が残せていなくて、関東インカレの標準記録を突破していなくて、出場権を得られていない状態なので、5月の頭に国士舘大の記録会があって、そこが最後のチャンスなので、そこで標準記録を突破できるようにあと2週間調整をして、突破できたら関東インカレでは入賞を目標に頑張っていけたらなと思います」
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