インカレ開幕直前特集 座談会③

 今年度最後を締めくくる大会が幕を開ける。本来であれば12月に行われていた全国大学対抗選手権(インカレ)。しかし、新型コロナウイルスの影響で開催は3月6日~7日となり、無観客開催に。多くの大学で4年生が引退していく中、明大からは中村響主将(政経4=愛工大名電)を含む2名の4年生が出場する。約1年ぶりの公式戦となる今大会で、練習の成果を出し切り表彰台を狙う。

 

 本特集ではインカレ登録メンバーによる生の声をお届けします。第3回は澤浦智之進(営3=利根実)、佐々木洋光(政経3=柴田)、村上堅信(政経3=滑川)、藤谷柊(政経2=和歌山県立那賀)ら4選手による対談です。(澤浦さんは文書でのやりとりとなっています。なお、この取材は2月25日に行われたものです)

 

 

――インカレメンバーに選ばれた感想をお願いします。

村上 結構調子も上がってきている中でメンバーに選ばれたので嬉しかったです。頑張りたいと思っています。

藤谷 自分も、今年もメンバーに選んでいただいたことを光栄に思っています。なので、しっかり言われた重量を上げられるよう頑張りたいと思います。

佐々木 自分は初めてのインカレ出場なんですけれども、点数が狙える位置にいるのでしっかり点数をとって貢献できるように頑張りたいと思います。

澤浦 今回のインカレが初出場であり、前回の試合から1年以上経って緊張していますが、成長した状態で挑めるので楽しみです。

 

――ご自身のコンディションはいかがですか。

村上 結構自分は自己新記録も何キロか出てきていて調子もいい中での試合なので逆に調子づいてこけないように気を付けながら試合に出たいと思います。

藤谷 ケガとかで調子が悪かったんですけど、ここ1か月間でコンディションを戻すことができて結構調子も良いのでこのまま頑張りたいと思います。

佐々木 自分は良くも悪くも自分が考えていた通りのコンディションで、このままインカレもうまくいければと思います。

澤浦 ここ最近ではちょっとしたけがなどにより決して良いコンディションではないですが、この時が来るまで頑張ってきたので良い結果がでると思います。

 

――インカレに向けてチームの雰囲気はいかがですか。

さ 自分らの代のエースが村上なんですけど。

村上 ちょっと待って(笑)。

佐々木 ランキング表を作って誰が何点取れるかというのを計算していて、そのデータ上、村上がエースなんですよ。なので、村上を中心に…

村上 いやいやこの人が勝手にそう言っているだけなんですよ。まあそんな感じでランキング表を作って士気を高めているところはありますね。

藤谷 全体的に士気は高まっていますね。

佐々木 そして結果的に村上がエースと。

村上 いや、それはちょっとわかんないすけど(笑)ハードルを高めようとしてくるんですよね。

 

――私生活で心がけていることはありますか。

村上 自分は食事に気を付けています。コロナ時期は好きなものを食べていたんですけど、実家から帰ってきて、少し体型を引き締めようと思って糖質制限とかを頑張った時期がありました。

藤谷 自分も体調を崩さんように、人混みを避けたりとかしていました。

佐々木 自分もコロナ太りしてしまって、それの影響で糖質制限をしていました。

澤浦 ストレスを溜めないようにすることです。自分は寝ることが好きなので、ストレスや疲れがあったときは、とにかく寝ます。

 

――監督が変わられましたが、部内に変化はありましたか。

村上 筋トレが変わりましたね。30分、長ければ1時間くらいかかるような筋トレを毎日やっていましたね。今までは指定される練習とかはあまりなかったんですけど。

佐々木 夏場の筋トレがかなりしんどくて、練習場が使えなかったので食堂でやっていました。すごく暑くて。そういう面ではメンタル面もかなり鍛えられましたね。

藤谷 自分は実家から帰ってきてまだ1か月ほどしか経っていないので、そこまでその筋トレをやっていなくて。でもこのインカレも終わったら、そこからまたしっかりと体づくりしていこうと思っています。

澤浦 監督が考えたトレーニングメニューを選手全員が実施したことにより、より一層団結力が増しました。また、過去のデータや数値を知ることにより前よりも成長できたのだと自信を持つことができました。

 

――今回のインカレで4年生は引退です。

村上 1年生次からお世話になった先輩なのでだいぶ寂しいですね。

藤谷 本来ならば既に引退して自由な期間なのに、まだ練習とかをされていていろいろ思うところはあると思うんですけど、最後力を出し切って頑張ってほしいですね。

佐々木 そうですね。

澤浦 4年生には迷惑しかかけてこなかったので、このインカレで貢献し恩返しができるようにしたいと思っています。また、4年生と一緒に居られる時間も少ないため寂しく感じます。

 

――来年度に向けて考えていることはありますか。

澤浦 来年は自分達の代が主体になるため、後輩に憧れられる先輩になれるよう、得意のジャーク種目で2位と圧倒的な差をつけられる1位になれるように頑張ります。

村上 練習とかをどんどん自由にできたらなと思っていますね。練習は楽しくやれば伸びると思っているので。筋トレはきついですけど、それぞれ自分なりに考えれば身になるはずなので。

佐々木 筋トレをみんなはきつくてやりたくないと思っていると思うんですけど、自分は他人がきつそうにしているのを見ているのが楽しくて(笑)。

藤谷 ばり煽ってくるんですよ。『もっとやれや!』って(笑)。

 

――インカレに向けて意気込みをお願いします。

村上 インカレは久々の大会なので、緊張しないように成功率を高めてこのままの調子で自己新記録を出せたらなと思います。頑張ります。

藤谷 しっかり本数をとるのが目標で、緊張もするとは思うんですけれど、楽しんでやっていきたいと思います。あとは、小さくならないように大きくプレーできればと思います。

佐々木 初めてのインカレでありながらも自分は3年生という立場もあるので、しっかりと結果を残しつつ後輩の助けにもなれるよう、インカレまでの間サポートできればと思います。

澤浦 ここまで育ててくれた明治大学と地元の群馬県に貢献できるよう全力を尽くし、6本成功を目指します。

 

――ありがとうございました。

 

[伊藤理子]