栗田大輔監督によるコメント/Jリーグ加入内定選手合同記者会見

2020.12.23

 駿河台キャンパス、グローバルフロントにて、12月22日現在で来季Jリーグへの加入が内定している12選手による合同記者会見が行われた。明大からのJリーガー誕生は、11年連続となった。当記事では栗田大介監督のコメントを取り上げる。

 

以下、監督コメント

栗田監督

 「明治大学体育会サッカー部監督の栗田です。本日はこのような社会情勢の中、お集まりいただき誠にありがとうございます。またこのような状況の中記者会見実施のためご尽力いただいた学校関係の皆様、広報課の皆様、本当にありがとうございます。本年もプロ選手が12名誕生しました。まずは今年度の総括という形で話をさせていただきます。

 

 本年は関東大学リーグがコロナ禍で行われて、様々な方々のご支援を得て全日程を終えられたこと、これは本当に皆さんに感謝しなければならないと思います。リーグ戦を行えたからこそこの12名の選手たちを見ていただく機会になり、プロ内定という結果につながったと思います。我々は関東大学1部リーグにおいて2年連続6度目の優勝を飾ることができました。今年は昨年度5冠という成績を背負いながらシーズンをスタートしました。ここにいる選手だけでなく全部員が昨年と比較され、プレッシャーを感じながら進んできたこと、そして想定外のコロナという状況の中で4月から6月までは部の活動ができずに寮から離れバラバラになっていたこと、様々な障壁があったと思います。それでも日々の積み重ね、総合力が問われるシーズンになるということで選手たちを鼓舞して参りました。その結果として優勝できたということは、本当に選手たちが頑張った証だと思いますし、昨年の優勝とは違った価値が得られた1年だと思っています。

 

 ここにいるメンバーについては7日から始まります全国大会に挑むわけですが、今年度サッカー部の集大成として、強くて上手いサッカーをやろうと思っています。強い個人がクリエイティブに絡むサッカーで明治を体現して全力で戦って、優勝をつかみたいなと思っています。

 

 最後になりますが、4年生15名中12名プロの世界に進むということで、サッカー界にとっても本当に珍しいことだと思っています。これは各人が頑張った成果ですし、プロに進んだ先輩たちが作った基準、お互いに高め合うことはできる環境、そしてプロへの夢が叶わずに巣立っていく先輩たちや同期たちの思い、そういうところが響きあって、彼らを成長させてくれたと思います。また、スタッフ、関係者、支援してくださる全ての方のお陰で選手たちが夢をつかめたのかなとも思います。選手たちはプロになるのがゴールではなくスタートだと思うので、その感謝の気持ちを絶対に忘れずにいてほしいです。プロ選手は社会の皆さんに感動や夢を与えられる職業だと思うので、過信するのではなく、謙虚で、それでいて貪欲に自分の武器を発揮して、プロの世界で飛躍してほしいです」

 

[サッカー担当一同]