
駒大に5発快勝 優勝に前進/関東大学1部リーグ戦
第21節の相手は、約1ヶ月ぶりにリーグ戦に復帰した駒大。優勝のために勝利が欲しい一戦は、前半から3点を奪取し優位な展開に。後半にも追加点を挙げ、相手を突き放した明大が快勝。首位・早大との勝ち点差は、ついにゼロとなった。
両者激しい攻防が続いた前半。開始早々に試合が動く。8分、縦パスに反応した小柏が背後へ抜け出すと、最後はGKとの一対一を冷静に流し込んだ。17分に駒大に追いつかれるも、「冷静に対応できた」(住永)。勝ち越しの瞬間はすぐに訪れる。28分「自分に合わせるとわかっていた」(狩土名)。住永からのクロスに、打点の高いヘディングで合わせた。37分には C K(コーナーキック)から、最後は佐藤瑶が押し込み、3―1で試合を折り返す。
後半も攻撃の手を緩めることはなかった。52分、住永からのコーナーキックに蓮川がダイビングヘッドで合わせ4点目。65分には持井が得意のドリブルでPA(ペナルティエリア)に侵入しパスを出すと、最後は狩土名がゴール右隅に決めた。「徹底的に練習で取り組んだ成果を出しただけ」(狩土名)。ケガで満足にプレーできていなかったストライカーが本領を発揮した今節。終盤には攻め込まれる時間が続くも、何とかしのぎ、5対1で試合を終えた。
「ゼロに抑えるべきゲームだった」(栗田大輔監督)。勝ち点で早大に並んだものの、得失点差で劣る現状。失点シーンには課題が残った。2連勝すれば、確実に優勝が決まる中で「明治の強さを残していかなくてはならない」(狩土名)。最後までもつれ込む優勝争いから目が離せない。
[萩原亜依・市瀬義高]
試合後のコメント
栗田監督
――次節への意気込みをお願い致します。
「連戦で、疲労が残っているとは感じていましたが、それは言い訳になってしまうのでコンディションをしっかり整えたいです。次の中大戦がすごく難しいゲームだと思っていますけど、なんとか勝利して、最終節につなげたいと思います」
住永
――2本のアシストを記録しました
「セットプレーではキッカーが重要だと思っているので、キッカーとしてはいいボールを供給する。一本のキックに神経を込めてチームのゴールにつながるボールを蹴るだけです。集中して蹴れたと思いますし、実際に明治としてもセットプレーが課題になっていたので、トレーニングから意識はしていたので、上手くかみ合って良かったかなと思います」
――前節からキャプテンとして、プレー以外の役割について教えてください。
「やはり須貝(商4=浜松開誠館)の思いも背負っていますし、4年間一緒に戦ってきた仲間がこの時期に大きな怪我をしてしまうというのは僕自身も悲しかったです。須貝の思いをキャプテンマークに乗せて、僕が代行としてしっかりとプレー以外でもコミュニケーションをとる責任があると思っています」
狩土名
――ご自身のプレーを振り返っていかがですか。
「自分たちには後がありません。4年生が気持ちを一つにして4年生の力で勝たせることは前日に話していたので、それを体現しただけだと思います」
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