
リーグ最終戦後インタビュー(5) 岩崎竜馬
FW岩崎竜馬(法4=釧路工)
――試合前は何を考えていましたか。
「6点差つけるしかない。それだけでしたね。2年の時、同じような状況で実際にやってのけたので 自分たちにはその自信しかなかったです。勝つことしか思ってなかったです」
――目の前の試合に勝つだけというわけではなかったです。
「もちろん、色々ついてくるものはありましたけど、自分たちは気持ちが見えてる選手がミスしてもそこはカバーしてあげたいし、気持ちがあった選手はやっぱり上級生がカバーしてやろうってのはありました。何より雰囲気悪く終わるのがすごく嫌だったので、楽しみながらやろうと楽しみながらやっていれば結果につながってくると思っていました」
――引退となった今の気持ちは。
「それはもう優勝したかった、このチームで喜びをわけ合いたかったです。 でもみんな下級生は体も張ってくれたし、一生懸命やってくれたし、4年生もみんな諦めてなかったと思うので、そういう気持ちがみんなに伝わっていたので、優勝したかったですけど、それで僕は十分かなと思います」
――この1年間を振り返っていかがですか。
「コロナで何もできなかったですけど、最後はこうやってみんなでアイスホッケーができて楽しかったなぁというのが素直な思いです。悔やむところはたくさんありますけど仕方ないので、最後楽しんで終われたのが良かったのかなと」
――中村新監督に不満があった部分も。監督は最後岩崎さんの言葉に涙していました。
「監督変わって、前と真逆の監督だったので、思ってることはすごくあったんですけど、最後だし、そこで監督との仲が悪くなって変に終わるのも嫌だったので、我慢してやってみようと。素直に考えを受け入れて、やってみようかなと受け入れられたのは、ほんとここ2週間とかなので。言いたいことはすごくあったんですけど、結果オーライって感じです」
――4年間を振り返っていかがですか。
「ほんとに早かったですね。1年の時なんてきた時からホームシックになって、4年生が大人に見えて、一緒に暮らすってのもずっと緊張して、疲れたりっていうのもあって帰りたかったですけど、寮に誰かはいて、優しい先輩が遊びに連れて行ってくれたりして、だんだん慣れてきて、本当は自分も今年4年になって色々1年生を連れて行ってあげたいなと思っていたけど、それはできなくて仕方ないなって思います。今の1年生はまだ慣れてなくて、ホームシックのやつも何人かいますけど、そういうところを自分がどうしようもできなかったというのが悔いが残るところですね」
――何年生が楽しかったですか。
「2、3年です。2年の時なんてチームのこと全然考えてなくて、ただ遊んでるだけ。部屋で自分が2年の時の4年の先輩・府中さん(祐也・平31商卒)がホッケーもすごく上手くて、寮生活の接する仕方もすごく上手で、その人を尊敬しているんですけど スーパースター的な存在の人です。見た目は怖いのにすごくフレンドリーで面倒見が良くて、いろんなところ連れて行ってもらいましたし、それを見て4年になったらやりたいなと思ってました。3年はもう、急にチームのことを考えないといけない、4年生を支えないといけないっていきなり気持ちを切り替えないといけないので、それは難しかったですけど気軽にはできました。ただただ試合に集中して、4年生のためにっていう思いだけで」
――同期の方々に向けて思いはありますか。
「もう最高です。スポーツなので実力は大事かもしれないですけど、みんな気持ちは折れないでやってくれてたなってのはあります。試合に出てる人はそれに答えるために全力でやっていましたし、最高ですね。それしか言えないです。みんな1年から苦しみを分かち合ってきたので頑張ったなって思います。キャプテン(徳田滉也・政経4=武修館)に関しては、このご時世でほんと頑張ってくれたって思います。自分はアシスタントキャプテンつけさせてもらってるんですけど、もっとサポートできることがあったのかなぁって思いますね。ずっと考えてくれていて。小学校から一緒にやっているので分かっているつもりではあるんですけど、もうちょっと支えられたのかなって。下級生たちにももっとやる気を出させることができたのかなって思います」
――後輩たち、特に3年生に向けてメッセージをお願いします。
「3年間一緒にやってきて、今年は支えてもらってばっかでしたけど、あいつらはメンツも揃ってるし 俺らよりできると思っているので。みんな応援していると思うので、こういう言い方は情けなくてカッコ悪いと思いますけど、自分たちのためにも東洋大・中大に勝って4年で優勝といううれしさを味わってほしいです」
――ありがとうございました。
[佐藤慶世]
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