
佐久間2弾が炸裂 慶大に5得点の快勝/関東大学リーグ戦
秋季リーグ第2戦の相手は慶大。第1ピリオドにはFW石井佑空(文1=白樺学園)が先制点を決めると、立て続けに2点を追加する。続く第2、3ピリオドではFW佐久間雄大(政経3=白樺学園)が2点を重ね、5―1で試合終了。危なげなく2戦目をモノにした。
◆10・18~12・6 関東大学リーグ戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
▼10・25 対慶大戦(ダイドードリンコアイスアリーナ)
○明大5{3―0、1―1、1―0}1慶大
開幕から勢いは止まらない。「ゴール前で位置取りをして合わせるだけだった」(石井)。第1ピリオド5分、DF竹谷莉央人(政経1=白樺学園)がゴール前に出したパスを石井が押し込み先制点を奪取。すると11分にも、ゴール前で構えたFW岩崎竜馬(法4=釧路工)がパックを押し込み追加点。また数的不利な状況下でもFW中條廉(政経2=白樺学園)が1対1の場面を冷静に沈めるなど「泥臭いプレー」(岩崎)で点差を広げていく。
試合の後半を演出したのは歴代エースの背番号10を今年から引き継ぐ佐久間だった。第2ピリオド8分には「ワンテンポ相手をかわし、イメージ通りだった」。慶大のペナルティ時間にパスを回し、落ち着いて4点目を決める。また最終ピリオド序盤にはノーマークでパスを受けて決勝点。「練習通りにやりたいことができた」と、勝利に大きく貢献した。
今後に向けて課題の克服が重要になる。「まだまだミスが多く、自分たちのミスから失点してしまった」(FW徳田滉也主将・政経4=武修館)と、完璧な試合運びではなかった今試合。次の日大戦にあたり、改めてチームの修正点がうかがわれる。「60分全てを自分たちのペースでできるように」(徳田)。〝常勝明治〟でリーグ戦を駆け抜ける。
[村川拓次]
試合後のコメント
徳田
――試合の振り返りをお願いします。
「前回の大東大戦の反省を生かし、自分たちのペースでホッケーをできたと思います。しかしまだまだミスが多く、自分たちのミスからの失点がありました。上位校との試合になるとこのようなミスがより失点につながりやすくなるので、その意識は上げていこうと思います」
岩崎
――2点目を決めました。
「自分がゴール前にいたらいい形で入ってきた状況でした。今年は昨年よりも泥臭く勝っていくのを目標にしています。ゴール前の混戦を叩いていくイメージで決めました」
GK香田凌辰(政経4=白樺学園)
――第1ピリオドはペナルティが多かったです。
「ペナルティの2分間はとても大きいです。数的に不利だと何が起きるか分からないので、自分たちのミスから失点するのをなくさないといけないです。反則を取られると攻めにも行けないので、今日のようなパターンは修正したいです」
佐久間
――この試合の反省点はありましたか。
「全てのパックを取れていたわけではなく、パックを取られてしまうことも多かったです。できるだけ全てのパックを取れるようにしないと失点につながってしまうので、コミュニケーションを取っていきたいです」
中條
――カウンターから1対1の場面で点を決めました。
「徳田主将が横にいたのですが、一人で行ってこいという感じだったので思い切ってやりました。今年はまだ点を決めていなかったので、シュートを打っていこうと思いました」
石井
――次の試合への抱負をお願いします。
「どんどん相手が強くなっていくので全部で勝てるとは思わないで、試合の一つ一つを集中して取り組みたいです」
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