ホームゲーム1日目は日大に敗北 3連勝ならず/関東大学1部リーグ戦

勝利を挙げることができなかった。第17戦・日大戦は明大和泉体育館で開催。試合はホームの声援を受け、一時は猛追を見せたが最後は7682で敗北を喫した。18戦も、和泉体育館で白鴎大を迎え撃つ。


◆8・251111 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球技場他)

1020 対日大2回戦(明大和泉体育館)


 明大76182313222219231882日大○


  スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)、SG綱井勇介(文4=大阪学院)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF野口龍太郎(政経3=九州学院)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。


相手のペースを崩し切れなかった。前半は留学生のシェイク・ケイタ(日大)にリバウンドで競り負け、314514点ビハインドで終える。迎えた第3クオーター(Q)は守備をマンツーマンから、ゾーンに変更。それぞれが所定のスペースを守ること一対一の局面を避け、身体能力の高い留学生に対抗した。それが奏功し、開始4分で与えた得点はわずか1点。点差も一気に7まで詰め寄った。しかし「流れをつかみ切れなかった」(今川)。ゾーンに対し対応力を見せた日大。シューターの杉本天昇(日大)がミドルからシュートを狙い、2本の3Pシュートを含む10得点。第3Q終了時には11点差と再び離された。続く最終Qでも追い越しならず7682で敗北。課題は「流れがいい時続かなかったこと」と今川。明大は現在10位と、自動降格圏の一つ上にいる。少ないチャンスをモノにできなければ、2部降格の危機は免れない。


次節は6位の白鴎大と対戦する。1部リーグで最長身210センチの留学生シェッハ・イブラヒマを擁する難敵だ。明大はリーグ戦では2016年以来、3年間勝ちなしと相性の良くない相手。それでも「応援に来てくれる人のために勝つ」(今川)と選手たちの気合は十分だ。声援を糧に4年ぶりの勝利をつかみ取る。


[浅野拓磨] 

 



試合後のコメント

 今川

 ――流れをつかみ切れませんでした。

 「チャンスは何度もあったのですが、そこでできなかったのが原因です」


――3Qの入りが良かったです。

 「ゾーンにして相手が単発で打ってくれたので良くできました。しかし相手もその後対策してきてしまいました」


須藤

 ――チャンスを生かしきれなかったです。

「相手はスチールから確実に決めてきたところを、うちは簡単なミスをしていたりしたので、そういうところが差に出てしまったと思います」


渡辺

――個人のプレーの中で見えた課題はありましたか。

 「ドライブからフィニッシュを落とし過ぎたなという反省点があります。6点差で、そこを全部自分が決めていればもっと楽なゲーム運びで勝てる試合だったので、もっと決められるようにしていきたいです」 


 ――日大の対策はありましたか。

 「インサイドで留学生をボックスアウトして周りがリバウンドを取るっていう対策が大きかったです。ゾーンも全然崩されてはいなかったんですけど、向こうもトップからどんどん打ってきて流れをつかまれたので、そこが苦しかったです」