
拓大下しリーグ初の連勝 自動降格圏内脱出/関東大学1部リーグ戦
激しい点の取り合いを制した。リーグ1周目最終戦の相手は10位の拓大。立ち上がりから拓大のアウトサイドシュートに苦しんだが須藤昂矢(営3=桐光学園)、森山修斗(政経4=瀬田工)を中心に対抗。4点差で拓大を下し、10位に順位を上げた。
◆8・25~11・11 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球戯場他)
▼9・29 対拓大1回戦(つくばカピオ)
〇明大93{19-26、28-14、25-22、21-27}89拓大
スターターは、PG綱井勇介(文4=大阪学院)、SG小林拓主将(営4=桐光学園)、SF須藤、PF森山、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。
大きな一勝を手にした。前戦で最下位を脱し、臨んだ第11戦目の相手は現在3Pシュートランキング1位の多田武史(拓大)擁する拓大。自動降格圏内(※1)を脱出するために「絶対に勝たないといけない試合」(森山)だった。第1クオーター(Q)では3Pシュート6本を含む26失点を許し、7点差を追う苦しい展開に。しかし「我慢してディフェンスができた」(須藤)と、第2Qでは失点をわずか14点に抑え逆転に成功。第4Qで一時リードを奪われたが、今川の速攻で再度リードを奪い返し93―89で勝利。リーグ1周目最終戦にして初の連勝をつかんだ。
不調を抜け出した。今年度のリーグ戦では3Pシュートが12本中1本と調子を落としていた森山。しかし今試合では立ち上がりから連続10得点を獲得。その後も「(調子の良さを)継続できた」(森山)と3Pシュートを6本中5本決める活躍を見せた。さらに、3点差まで詰め寄られた第3Qでは「『いけるな』と思った」と相手のレイアップを豪快にブロック。攻守にわたって躍動した。
勝負の後半戦が始まる。今試合で自動降格圏内から脱出はしたが「11試合してまだ3勝しかしていない」(森山)と油断のできない状況が続く。後半戦最初の相手は1戦目では15点差で敗れた早大。リベンジを果たし連勝を‶3〟に伸ばしたい。
(※1)今年度は1部の下位2チームが2部の上位2チームと自動入れ替えとなる。
[長沼遼太]
試合後のコメント
今川
――リーグここまで成長した部分はありますか。
「自分発信で言うこと言えるようになったというのは成長かなと思います。今年はみんなに言わなきゃいけないと思っていますし、逆に言ったら自分もやらなきゃいけない。『言ったくせにお前なんやねん』となるので。それが良いプレッシャーになって、ディフェンスもオフェンスも気持ち出してやれて、スタッツにもつながっているんだと思います。あとはターンオーバーなくせば(笑)。でもミスしてもくよくよしてられないです。俺が失敗したら負けると思って、やるしかないっていう気持ちでやっていきます」
森山
――リーグ初の連勝となりましたがいかがですか。
「この試合勝つまでは10試合して2勝しかしていなくて、この試合勝ってもまだ3勝です。順位は上がったかもしれないけどまだ3勝なので、これで気を緩めずコンスタントに勝っていきたいです」
須藤
――早大戦に向けて意気込みをお願いします。
「前回と同じディフェンスとかプレッシャーだと同じことになってしまうと思うので、ディフェンスからしっかり行きたいと思います」
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