
3―1で慶大に快勝 秋季リーグ5連勝/秋季関東大学1部リーグ戦
初戦の東海大戦こそ落としたものの、その後の4連勝で勢いに乗る明大。6戦目に立ちふさがったのは春季リーグで勝利を収めた慶大だった。序盤は順当に2セットを取得するが、3セット目はミスから慶大に献上することに。しかし4セット目は自分たちのバレーを取り戻し、25―13の大差で奪取。3―1で勝利し連勝を5に伸ばした。
◆9・8~10・20 秋季関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)
▼9・23 慶大戦(小田原アリーナ)
○明大3{25―21、25―15、21―25、25―13}1慶大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
WS鎌田佳朗(法3=東亜学園)、MB松田海飛(文2=愛工大名電)、OP池田颯太(営2=松本国際)、WS小松一哉(政経3=雄物川)、MB三輪大将(政経1=高川学園)、S上林直澄(法2=東亜学園)、Li小川智大主将(政経4=川崎橘)
課題が残る。25ー21、25ー15と終始慶大を圧倒し迎えた第3セット。序盤こそリードするも、小川のレセプションミスを含む4連続失点を喫すると、10―11で逆転を許す。その後も「よく当たっていた」(小川)という慶大のミドル陣にしてやられ、点差を詰めることができない。松本大翔(法1=埼玉栄)、吉川正崚(政経2=高岡一)による2度のピンチサーバー起用も虚しく、21ー25でこのセットを落とすこととなった。しかしその後の第4セットは、池田のサーブから相手を崩し7連続得点するなど、本来の力で勝利を収めた。
昨日の駒大戦を彷彿(ほうふつ)とさせる3セット目を失う試合展開は「気持ちが緩んで取られてしまう。初戦はそこから4セット、5セットも取られた」(池田)と秋季リーグ通じての課題となっている。2日続けて中だるみした試合展開を見せた選手に、鈴木康時監督は「小川の指示がなくても立て直せるようなチームワークをつくる」。上位チームがそろう後半戦に向け、最後まで集中して戦い抜く力は必要不可欠になるだろう。
ここからが正念場だ。リーグ後半戦には早大、筑波大など春季リーグで好成績を収めた上位校がひしめく。ただ「全勝できると思っている」(小川)とその目は勝利だけを見据えている。去年度の秋季リーグから公式戦無敗の早大が次週の相手となる、何とか勝利を収め頂点への足掛かりとしたい。
[島田雄貴]
試合後のコメント
鈴木監督
――リーグ折り返したということで今後の課題をお願いします。
「コンビネーションを含めて攻撃面はみんな好きなのでよくやるのですが、サーブとサーブレシーブをしっかりして、堅いチームをつくれば、上位も戦えるのではないかと思います」
小川
――後半戦が残り5戦続きますが、何勝何敗で終わりたいですか。
「できれば5勝0敗ですね。リーグなので何があるのか分からないのでまずは1勝1勝こだわって、僕的には全勝はできると思っているので、もし負けるとしても1敗に抑えたいです」
――次戦の早大戦に向けて抱負をお願いします。
「春リーグ、東日本と勝っていて、一番強いと言われているので、そこといい試合ができれば自分たちの力がいい所までいけてるということなので、しっかり倒していきたいと思います」
池田
――サーブが決まっていました。
「そんなに攻めて打ってはいなかったのですが、小川さんの指示でどこを狙って打つというのは言われていたので、狙って打ったら結果うまくいきました」
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