
青学との接戦を落とす 連敗5/関東大学1部リーグ戦
悔しい負けが続いている。序盤から青学大ペースで試合が進みリードを奪われる。後半、決死のディフェンスで一時逆転するも、青学大の反撃を耐えきることができず71-79で敗北。5連敗となった。
◆8・25~11・11 第94回関東大学1部リーグ戦(駒沢屋内球技場他)
▼9・19 対青学大1回戦(とどろきアリーナ)
明大71{16-22、16-24、26-13、13-20}79青学大◯
スターターは、PG渡辺翔太(政経2=宇都宮工)、SG綱井勇介(文4=大阪学院)、SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF植松義也(営2=桐光学園)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。
積もり積もった連敗はついに5を数えた。序盤、青学大の激しいディフェンスを前にターンオーバーを連発。前半を14点ビハインドで折り返す。後がない明大は第3クオーター(Q)で勝負に出た。守備形態をオールコートマンツーマン(※2)に変更。厳しいプレッシャーをかけ続けた。すると「自分たちの流れになった」(須藤)。一気に形成をひっくり返し第4Q早々逆転に成功。残り7分には6点差までリードを広げる。しかし、5連勝中の青学大が勝負強さ見せた。4割の成功率を誇る3Pシュートで再び流れを奪われ、再逆転を許してしまう。残り試合時間が1分を切り、苦肉の策のファウルゲーム(※3)に突入するも点差は縮まらず、71-79で敗北。シーソーゲームを勝ち切ることはできなかった。
次の早大戦は明大と同じく負け越しているチームとの戦いになる。「ここで勝たないと後からきつくなる」(渡辺)とチームにも危機感が増している。「きっかけさえつかめれば勝てるようになる」(濱西康一監督)。2部降格を避けるため、何としても“きっかけ”をつかまなければならない。
(※1)オフェンス側がシュートを打てずにミスから攻撃権が移り変わること
(※2)通常のハーフラインからのディフェンスとは違いオールコートでプレッシャーを掛けるディフェンス。相手のミスを誘えるがスタミナを多く消費する
(※3)僅差で敗れているチームが攻撃権を素早く入れ替えるため意図的にファウルを行いフリースローを相手に打たせる戦術
[田北俊介]
試合後のコメント
濱西監督
――試合を振り返っていかがですか。
「第3Qのディフェンスが頭からできていれば、勝機を見いだすことができたと思います」
――オールコートマンツーマンの意図は何ですか。
「ビハインドを取り返すために流れをつかもうと仕掛けました。第3Qでエネルギーを使い過ぎてしまったかなと思います。エネルギーを使わざるを得ない状況を作ってしまった前半が問題だと思います」
――今後の戦いは負けられない戦いとなります。
「2戦目から修正してどんどん良くなっているので、あとはきっかけさえあれば勝てるようになると思います。この週末はきっかけ作りの週末になると思います」
須藤
――早大戦に向けて意気込みをお願いします。
「勝てないと厳しい状態になるので絶対に勝ちたいです。明大はディフェンスのチームなのでやってきたことを再確認して臨みたいと思います」
渡辺
――オールコートマンツーマンでの体力の消耗は大丈夫でしたか
「少しきつかったんですけど、今川さんから『スタミナは気にせず行こう』という話があったので、思い切ってディフェンスできました」
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