
東大を圧倒しリーグ初勝利/関東学生秋季1部リーグ戦
まずは1勝を収めた。前節、山梨学大に敗れ黒星スタートで迎えた秋季リーグ第2戦。第1Q(クオーター)から2点を先制する幸先の良い滑り出しを見せると、その後も流れを渡さず、最終的には6–0というスコアに。順位決定戦に向けうれしい初勝利をつかんだ。しかし、同時に拭い切れない課題も見えた1戦となった。
完璧な試合運びだった。まずは、第1Q9分「うまいこと自分の前に来た」とMF松山隼也(政経4=丹生)が先制点を奪う。これを皮切りにFW平井一樹(文4=天理)、FW久保庭昌太郎(営2=天理)にも得点が飛び出し、第4Qまでに6点を奪取。守っては「前で抑えるように意識した」(MF舘亮佑・政経3=丹生)とプレスをかけるディフェンスを効果的に使い、東大のFW陣に最後までスキを与えず。攻守がかみ合う好ゲームで絶対に落とせない試合を見事モノにした。
その反面、決定力不足は未だ修正し切れていない。計21本のシュート、14本のPC(ペナルティーコーナー)を放ったものの奪った点数は6点。成功率にして2割以下であり「このままでは全国で通用しない」(小池文彦監督)。高いレベルで戦うためにもシュート精度の向上は必須だ。
次戦は春季リーグ7位の慶大が相手だ。「時間が空いてしまうが、質を上げていきたい」(DF前田隆昭主将・営4=丹生)。限られた時間の中で課題を修正し、大勝を狙う。
[高野順平]
試合後のコメント
小池監督
――試合を振り返っていかがですか。
「結果6対0なんだけど、内容がいまひとつ。PCの課題としている得点力がいまひとつ上手くいっていなかったというのが今日の一番の反省点。あそこを入れられれば、もっと楽な展開にできていたのかなと思います」
――今日一番良かった選手は。
「松山ですね。前回の山梨学大戦はケガで出られなかったのでその分今日1点目、2点目と取ってくれたのでそれで流れができたと思います」
松山
――試合を振り返っていかがですか。
「前回の試合落としていて、あと2個勝たないと上に上がれない試合だったので勝てて良かったです」
――次戦への意気込みをお願いします。
「あと1カ月あるので、朝練とかあるのですが、体力面などを強化していったりして大差で勝ちたいと思います」
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