首位・早大に完勝! 8年ぶりのリーグ戦6得点/関東大学1部リーグ戦

2018.09.16

 圧勝で討ち破った。初戦の相手は、2位と勝ち点差8(前期リーグ終了時)を付けて首位の早大。序盤からペースを握ると、前半に3ゴールを奪う。後半は1点返されたものの、またも3ゴール。6―1の快勝で、暫定2位に躍り出た。

 

 前回の対戦では、右サイドを崩され一撃を食らい、負けた相手。今試合では「富田さんと話し合ってポジショニングし、スペースを奪って対応」(中村帆)。これが功を奏し、相馬勇紀(早大)※にボールをほぼ持たせなかった。序盤から攻め続け、前半10分、富田の上げたクロスのこぼれ球を村田がシュート。「(クロスは)イメージ通りできた」(富田)。先制点を決めると、34分、38分に追加点。3―0で前半を折り返す。後半7分に失点を許すも1分後、すかさず小野のシュートがゴールネットを揺らす。その後は途中出場した小柏、佐藤凌の2年生コンビがそれぞれ1点を挙げ、6―1で試合を制した。リーグ戦で6得点は、2010年第12節の拓大戦以来8年ぶり。「大臣杯での自信が良い要素となった」(岩武)。優勝の勢いを見せつけた。

 

 「11連勝へ、1歩を踏み出せた」(富田)。初戦は勝利できたが、まだ10試合残っている。「気付いたら全勝を目標に、しっかり切り替えていく」(岩武)。次戦はリーグ戦9度の優勝を誇る国士大。次節でも確実に勝利を挙げ、流れを生み出して優勝をもぎ取る。

 

[佐々木崚太]

 

※特別指定選手としてJ1・名古屋グランパスでもプレーしている。リーグ戦5試合に出場し、活躍中。

試合後のコメント

栗田大輔監督

――勝ち点差が13か7になるところでした。

「ここで我々が勝つことで、一気に混戦になってくるのではないかと思います。そこを一戦一戦、勝ち抜いて混戦の中で差を詰めていければ、また先も見えてくるかと思っています」

 

――半年で成長したと思われることをお願いします。

「心と体は相当鍛えられているので、その部分はタフになってきたと思います」

岩武

――試合の振り返りをお願いします。

 「簡単に点が取れたので、そこは良かったです。大臣杯からしっかり切り替えられて第一戦を迎えたと思います」

 

村田

 ――2得点2アシストという活躍を見せました。

  「最近、数字で結果を残せていませんでした。今回は残すことができたからうれしいです。チーム全体で攻めた結果、みんなにチャンスを作ってもらいました。自分が点を取ることだけが目標ではないので、今回、チームが勝てて非常にうれしいです」

 

狩土名

――次節への意気込みをお願いします。

11分の1を勝っただけという感覚です。次も絶対に負けられません。最高の準備をします」