激闘の末東海大に引き分け/関東学生秋季1部リーグ戦

2018.09.10

 両者一歩もゆずらぬ戦いだった。リーグ4戦目の相手は昨シーズン白星をあげた東海大。前半はシュートミスが目立ち、9-9で試合を折り返す。後半戦も苦しい戦いが続いたが残り10秒で出口昂汰(商4=氷見)がシュートを決め、同点とした。


◆9・1~10・7関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)

▼9・9 対東海大戦(国士大多摩体育館)

明大22{9-9、13-13}22東海大


 残り10秒で魅せた。前半はシュートミスが目立ち、自分たちのリズムに持っていけず。後半戦は得意とする速攻が決まりだし一時は3連続得点。しかし残り5分の場面でファールを取られ2分間の退場を強いられると、すぐに巻き返されリードを許す。その後も追いかける展開は変わらない。そんなチームの危機を救ったのは怪我から復帰したばかりの出口。タイムアウト直後、残り10秒で速攻シュートを決め、引き分けに持ち込んだ。加藤良典監督に「ディフェンスもオフェンスも安定している。今日1番良かった」と言わしめるほど、怪我のブランクを感じさせない活躍を見せた。


 下剋上の始まりだ。次の相手は春リーグ2位と格上の筑波大。「1点でもリードして必ず勝ちたい」(宮崎大樹・営4=法政二)と選手の気合も十分。一つでも順位を上げてリーグ前半戦を締めくくりたい。


[長谷川璃月]


試合後のコメント

加藤監督

――今日の試合を振り返っていかがですか。

  「自分たちでノーマークシュート外してなかなかリズムがつかめない感じでした。前半の入り方が課題です」


――シュートミスをどのように無くしていきたいですか。

  「練習の時から実践を意識して個々がやらないと試合でも同じシチュエーションで外してしまうので練習から厳しく環境づくりをしなければならないと思います」


山田

――今日の試合を振り返っていかがですか。

  「絶対勝たなければならないと思い、気合でいったのですが、それが前半裏目に出てしまいシュートミスが増えて、自分たちのリズムに持っていけなかったです。相手が退場してチャンスもあったのですが生かしきれませんでした」


出口

――最後の同点シュートはどうでしたか。

  「思いっきり行きました。考えるよりは感覚でシュートとパスだけを狙った感じです」