
強豪・国士大に敗れ、悔しさ残る3位 全日本団体でのリベンジを誓う/関東学生優勝大会
20年ぶりの優勝とはならなかった。全日本団体の出場権を懸けて行われた今大会。準決勝で国士大と対戦し敗戦を喫す。ベスト4という結果で幕を閉じたものの、全日本団体の出場を決め、さらなる高みでの飛躍を誓った。
◆9・9 第67回関東学生優勝大会(日本武道館)
▼明大――ベスト4
明大史上初の男女2冠とはならなかった。準々決勝の慶大戦では先鋒(せんぽう)から五将まで3戦引き分けで回る。何とか勝利を収めたい状況で中堅・千田海(商4=仙台育英)へ。しかし「相手をよく見ることができた」(千田)と試合開始約20秒後という速さでメンを決める。その後も積極的に技を仕掛け、2本勝ちを飾りチームを勝利の流れへと導いた。続く準決勝は強豪・国士大との一戦。先鋒から五将までなかなか勝利をつかめない状況が続いた。「自分の力と集中力が足りなかった」(梶谷彪雅・政経2=九州学院)。中堅・千田、三将・熊倉信広(法3=安房)おいても流れを修正できず。昨年度の同大会では勝利した相手だったが一歩及ばず敗戦となった。
ベスト4に満足はしない。次の目標は「全日本団体での優勝」(山田凌平・商4=九州学院)だ。今回の試合は「気持ちの問題」(千田)と課題はしっかりと見据えている。おのおのの問題点に向けてより一層の稽古を重ねることが重要となる。「一試合一試合気を抜かずに頑張りたい」(梶谷)と全日本に向けての気合は充分。全日本学生、関東団体を制覇した女子部の勢いに乗り男子部もさらなる飛躍を遂げてみせる。
[素宮愛結]
試合後のコメント
山田凌
――ベスト4という結果についてはいかがでしょうか。
「悔しい気持ちがあるので次につなげるようにしたいです」
――全日本選手権の目標をお聞かせください。
「もちろん優勝を狙います。1回戦目から集中して相手がどこだろうと優勝のためには勝たないといけないのでしっかりやっていけないと思います」
千田
――今日の試合を振り返ってみていかがですか。
「優勝を狙って今回挑みましたが、結果が3位ということで悔しいですね」
――準決勝で敗れた国士大が優勝しましたが。
「国士大は打ち切るところがあって。打ち切られて負けたのかなと思います。自分たちも負けずに打ち切ることが必要だと思います」
槌田祐勢(政経3=九州学院)
――今大会でのご自身のプレーはいかがでしたか。
「準々決勝の慶大戦でいい勝負ができていい流れで準決勝を迎えることができたのでそこは良かったと思います」
梶谷
――今大会での調子はいかがでしたか。
「体の動き自体は悪くなかったです。緊張もあまりしませんでした。でも、勝負の厳しさの面でまだまだ甘いと感じる試合でした。そういう部分を全日本までに集中して全日本はいい流れで回せるようにしたいです」
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