学芸大に粘り勝ち リーグ戦初白星/秋季関東大学1部リーグ戦

2018.09.09

 悪夢を払拭(ふっしょく)した。前日マッチポイントから東海大に逆転負けを喫した明大。リーグ2戦目となる今試合は学芸大にセットカウント3―1で粘り勝ち。初白星をつかみ取った。

◆9・8~1020 秋季関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)
▼9・9 学芸大戦(駒沢体育館)
○明大3{2521242625232517}1学芸大

 

<スターティングメンバー>(ローテーション順)
WS鎌田佳朗(法3=東亜学園)、MB松田海飛(文2=愛工大名電)、OP池田颯太(営2=松本国際)、WS小松一哉(政経3=雄物川)、MB三輪大将(政経1=高川学園)、S上林直澄(法2=東亜学園)、Li小川智大主将(政経4=川崎橘)

 粘り強く守り切った。秋季リーグ第2戦の相手は学芸大。春季リーグではストレート勝ちを収めたものの、昨年度のインカレでは敗れた侮れない相手だ。1度もリードを許すことなく第1セットを獲得し、迎えた第2セット。学芸大に6―6からの4連続得点を許し、主導権を握られる。ピンチサーバー・松本大翔(法1=埼玉栄)のサーブから連続得点で追い上げるも、2423から3失点。悪い流れのまま第3セットに突入した。第3セットも中々連続で得点が取れない展開が続く。

 

しかし「ブレーク(連続得点)は勝手にどこかで取れるなというイメージはあった」(小川)。センターとレフトのブロックの位置を入れ替える作戦もはまり始め、試合は徐々に明大ペースへ。最後は池田がオープン攻撃で相手ブロックをはじき飛ばし、僅差で第3セットを奪った。タフなセットを取り切った明大は第4セットも中盤に畳み掛け連取。「満足してはいけないが、納得はしている」(小松)。納得の試合運びで勝ち星をモノにした。

 

 チーム力を高めていきたい。「個人の技術はいいが、チーム力が全然上がっていない」(小川)。まだまだチームは発展途上だ。来週は日大と国士大と対戦する。しかし、ブロックの要・松田は介護実習のため欠場が濃厚。チームの真の実力が試される週となりそうだ。

 

[前田拓磨]

 

試合後のコメント

鈴木監督

――次戦に向けて改善点はありますか。

 「ブロックが強いチームではないので、レシーブを上げなければいけません。レシーブが上がればうちが点を取れるときですので、もう少し詰めていけたらと思います」

 

小川

――今日の試合を振り返っていかがでしょうか。

 「個人の技術はすごくいいんですけれども、チーム力というのが全然上がっていないです。チーム的に小松と松田、池田この3人がチームの雰囲気とかそういう面を引っ張ってくれれば自然とどんなに調子が悪くても、チームとして戦えると思うんですけれども、その3人がまだチーム力という部分では良くないので、もう少し頑張ってほしいという思いはあります」

 

――途中ブロックがスイッチしましたが。

 「三輪が一番ブロックは高いし、うまいと思うのでそこにエースを当てた感じです。(指示は)2セット目くらいから僕が出しました」

 

小松

――ブロックとレシーブの関係はいかがですか。

 「ブレークが取れていなくて、サイドアウトが我慢できたからなんとかという感じで、ブレークが取れていない理由は、ブロックとレシーブの問題だと思うので、今日の結果だけを見ないで内容も反省します」

 

上林

――振り返っていかがですか。

 「勝ったけど内容は良くなかったと思います。リーグは長いので内容を良くしないとこの先、勝てないと思いました」

 

松田

――今日のブロックの出来はいかがでしたか。

 「ブロックは相手のレフトの吉田裕亮(学芸大)選手に遅れていったところを使われて、出されるケースが多かったのでそこの形をもっと意識したいですけれども、それ以外はそんなに脇を抜かれたりとかはそういうのはなかったと思うので、これを普通くらいにしていきたいですね」