9得点で成蹊大に完全勝利 / 関東学生リーグ戦
リーグ2戦連勝中の成蹊大の勢いを止めた。前半の切り返しは3─2と雲行きが怪しかったものの、後半で流れを変えた。6点の追加点を獲得し、明大の完全勝利。点数を取れるチームとしての実力差を見せつけ、ファイナル4進出への大きな一歩となった。
◆8・13~11・10 関東学生リーグ(富士通スタジアム川崎他)
▼9・8 対成蹊大戦(国際基督教大グラウンド)
◯明大9{3─2、6─2}4東海大
紫紺のユニホームが輝く快進撃であった。この日はATの平島千萌(営3=東京成徳大)が大活躍。前半2点後半2点の計4得点を獲得し、リーグ戦では自身初の快挙となった。「自分でもびっくりです。無心がテーマで、何も考えずやったら結構よかった」と明るく試合を振り返った。またMFの安達裕美(法4=松商学園)も前回に引き続き点数を獲得し会場を沸かせた。
前後半共にラスト1分以内で相手のゴールを許した。「あれは取られたくなかった」(安達)と歯痒さも残ったものの「次につなげられる試合ができた」(安達)と前向きの姿勢を見せた。「勝負は細部に宿る」(黒岩茜コーチ)という言葉を改めて実感し、相手の強弱に関係なくやり切ることを目標にしている。次回は一番山場の試合と意気込む選手たち。チーム一丸となり目指す先には勝利しか見えない。
[竹下侑希]
試合後のコメント
黒岩茜コーチ
──今日の試合運びはいかがでしたか。
「前半でもうちょっと点が取りたいと思っていたので、相手に2点与えてしまったっていうことがあったのですが、相手チームも素晴らしいチームなのでこちらが分析をしている中で、このくらいの点差で競るだろうなというのは予想していました。今日の試合運び自体も、もうちょっと前半で点数を取りたいという欲はあったものの、想定内ではあるかなと思います」
安達
──チーム全体で9得点ということについて。
「単純にうれしいです。8点を目標にしていたのですが、得点目標をしっかり達成して1点多く取れたのは良かったです。前回の試合が全然点が取れないチームだったので少しずつゴールに向かって点を取れるチームになれてきたなという実感があります。今日それがスコアに現れたので良かったと思います」
平島
──今日の試合を振り返って。
「私はアタックなので点を決めることを目標にしていたので4点取れたということは素直に嬉しいです」
──リーグ戦の目標は。
「とりあえず全勝してファイナル4につなぐ。そしてその先の日本一をつかむ。それに尽きますね」