5000メートルに小袖が出場 僅差で入賞逃す/日本学生対校選手権

2018.09.09

インカレも後半戦に突入した。3日目は男子5000メートル決勝に小袖秀人(政経2=八戸学院光星)が出場。箱根常連校の主力達を相手に9位と、惜しくも入賞とはならなかったが健闘が光った。

 

◆9・6~9 第87回日本学生対校選手権(等々力陸上競技場)

[3日目]

▼男子110メートルH予選

組 平賀 6着 1484

▼女子100メートルH予選

6組 藤森 1着 1406

▼男子4×400メートルR予選

組 明大 7着 3分1307

▼男子5000メートル決勝

9位 小袖    142594

 プラン通りの走りを見せた。5000メートル決勝に姿を見せた小袖は、「留学生が前に行くと思っていたので、第2集団で粘ろう」(小袖)と考えていた。その目論見通り、キサイサ(桜美林大)ら留学生が後続を引き離し始めた3000メートル付近から、第2集団の中で箱根駅伝6区区間賞の小野田勇次(青学大)らと8位争いを展開。デッドヒートを繰り広げながらも、最終的に小野田には競り勝ってゴール。あと一歩入賞圏内には届かなかったが、「学生トップレベルの争いができる素材」(山本佑樹駅伝監督)と、指揮官の期待も大きい。〝次期エース候補〟がライバル校の主力を相手に納得できる走りを見せた。

 いよいよトラックシーズンが終わりを迎える。大会最終日は、女子100メートルHで準決勝に進んだ藤森奈那(情コミ3=浜松市立)が決勝進出、さらには表彰台を狙う。昨年度は決勝に駒を進めながらも7位と苦杯をなめている。2年分の思いを込めた走りに期待がかかる。

[川和健太郎]

試合後のコメント

山本駅伝監督

――今日の小袖選手の走りはいかがでしたか

 「良く頑張ったと思うので、個人的には80点くらいあげてもいい走りだと思います。ただ、欲を言えば8位入賞という形に残るところまで行ってほしかったので、9位というところが彼らしいところでもありますし、70点という感じですね」

――これからの小袖選手に求めるものは何でしょうか

 「やはりチームの核として、今は阿部や中島がいますが、彼らに割って入ってエースがたくさんいるというチームの一員になってほしいと思います」

小袖

――9位という結果について一言お願いします

「他の大学の主力選手と勝負できたということは、一つ大きな経験になったと思うので、これを結果につなげられるように頑張りたいと思います」

――予選会に向けて意気込みをお願いします

「チームでトップ通過というのを目標にやっているので、チームに貢献できるように、3次合宿でもしっかり力をつけて頑張っていきたいと思います」