松元 個人もリレーも大活躍!男子総合2位で最終日へ/日本学生選手権

2018.09.09

 総合4連覇へ弾みをつけたい日本学生選手権2日目。400メートルメドレーリレーの2位を含め、計4種目でメダルを獲得した。初日の7位から一気に2位まで順位を上げ、最終日を迎えることとなった。

 

◆9・7~9 日本学生選手権(横浜国際プール) 

[2日目]

▼男子200メートル自由形

1位 松元 1分4693

3位 吉田 1分4901

▼男子100メートルバタフライ

2位 矢島 5224

▼男子200メートル個人メドレー

2位 溝畑 1分5987

▼男子400メートルメドレーリレー

2位 中西・大木・矢島・松元 3分3957

 

やはり世界で戦う男は速かった。2日目の最終種目、400メートルメドレーリレー。1泳を任された中西晟(営2=呉港)は「腹をくくって覚悟ができた」と強気の泳ぎを披露し、3位で帰還。その後、平泳ぎ、バタフライと奮闘するも順位を落とし、4位でアンカーの松元克央(政経4=千葉商科大付)へ。パンパシフィック選手権の400メートルフリーリレーで出したラップタイムに、わずか0秒08まで迫るスピードで他大を猛追し、明大に価値ある2位を呼び込んだ。当種目の前に行われた200メートル自由形でも優勝を飾った松元は「勝つのは当たり前。チームのみんなに勢いをつけれたら」と一言。有言実行の活躍でチームを鼓舞し、優勝への希望をつないだ。

 

命運は最終日に託された。2日目を終え総合2位の明大は、1位の中京大と約20点差。200メートル個人メドレーを惜しくも2位で終えた溝畑樹蘭(政経2=報徳学園)は「この悔しさをぶつける」と明日の100メートル自由形で連覇を誓った。昨年のダントツ1位と違い、今年は崖っぷちだ。2日目のように全員で点数を重ね、最終種目の800メートルフリーリレーに挑みたい。泣いても笑っても明日が最終決戦。逆転優勝を達成し、最高の笑顔でインカレを締めくくる。

 

[坂田和徳]

 

レース後のコメント

松元

――200メートル自由形の前半は日本記録を上回るペースでした。

「前半から行くことを癖にしておかないといけないと思っているので、前半早く入ってどこまで耐えられるかというレースプランでした」

 

――逆に言うと、後半は体が持たなかったのでしょうか。

  「言い訳なんですけど、パンパシ、アジアと連戦なので、正直体はきついんですけど46秒台を残せたというところで、良かったと思います」

 

矢島優也(商4=春日部共栄)

――100200メートルバタフライ、リレー全て2位に終わりました。

「4年生なので何かしらの種目で優勝したいなと思っていて、その気持ちで100メートルに挑んだんですけどまた負けてしまいました。ここで優勝して締めくくるよりも、悔しい思いをして締めくくった方が次のシーズンにつなげやすいとプラスに捉えて、これからも頑張っていきたいと思います」

 

吉田冬優(政経3=淑徳巣鴨)

――松元選手とのワンツーフィニッシュを狙えたレースだったと思います。

「自分のタイムよりもそれが1番の目標でした。それを達成できなかったことはチームのみんなに申し訳ないと思います」

 

溝畑

――明日の100メートル自由形に向けての自信はありますか。

「リレーを見てもそんなに悪いタイムでは泳いでないので、ちょっとスタミナ面で不安な部分はありますけど最後1発だけで、個人では最後なので出し切って終わりたいなと思います」