東海大にマッチポイントを握るも惜敗 初戦黒星スタート/秋季関東大学男子1部リーグ戦

2018.09.08

 今日開幕した秋季リーグ戦。1、2セットを連取し盤石の試合運びを見せていたが、気の緩みからミスが生まれ、フルセットの逆転負け。詰めの甘さが浮き彫りとなった。

◆9・8~1020 秋季関東大学男子1部リーグ戦(駒沢体育館他)
▼9・8 東海大戦(駒沢体育館)
 明大2{25―2325―2223―2523251416}3東海大◯


<スターティングメンバー>(ローテーション順)
WS鎌田佳朗(法3=東亜学園)、MB松田海飛(文2=愛工大名電)、OP池田颯太(営2=松本国際)、WS小松一哉(政経3=雄物川)、MB三輪大将(政経1=高川学園)、S上林直澄(法2=東亜学園)、Li小川智大主将(政経4=川崎橘)


   精彩を欠いた。秋季リーグ初戦の相手は、春季リーグでフルセットの末負けを喫した東海大。第1セット、初戦ならではの硬さが見られた。しかし、18ー18の場面で池田がライトからスパイクを決めると、そこから3連続得点。相手を突き放し奪取する。勢いそのままに続く第2セット、序盤から三輪のクイックで得点を重ねる。終盤にはメンバー交代を行う余裕さえうかがえた。第3セットも1、2セット同様の展開が予想された。しかし「気が抜けた」(鎌田)と、徐々に自分たちのミスから相手に流れを渡してしまう。21-21の場面で池田と小松が2連続で痛恨のスパイクミス。そのまま相手にセットを奪われる。悪い流れを断ち切りたい第4セットだったが、東海大のエース・新井雄大が復調。ブロックの上から打ち込まれるスパイクに対応できず、セットカウント2―2に。

   勝ち切れなかった。最終第5セット、序盤から池田の強烈なスパイクを皮切りに4連続得点でセットの主導権を握る。13-11の場面では池田がノータッチサービスエース。最後は三輪が1人時間差を押し込み、勝利を決定付けたかと思われた。しかし、判定はまさかのオーバーネット。その後のチームは動揺を抑えられなかった。勢いを失った明大は4連続失点。惜しくも開幕戦勝利を逃した。


   下を向いてはいられない。秋季リーグは開幕したばかり、この先も熱戦は続く。明大の強みは粘りのレシーブだが「今日は機能していなかった」(小川)。明大バレーの真骨頂を発揮し、秋季リーグの初白星をつかみ取る。


[藤山由理]


試合後のコメント

池田

――つなぎのミスがありました。

 「明治はレシーブ力を武器にしていて、今日はいつも通りじゃなかったので、全体的にレシーブが上がっていませんでした。明日切り替えて、ブロックとレシーブ頑張りたいと思います」

――最後勝ち切れませんでした。

 「審判のジャッジに終盤イライラしてしまったり、落ち着いてできていなかったです」

――明日へ意気込みをお願いします。

 「個人的にもチーム的にも良いところはあったので、反省をみんなで見つめて、とにかく明日1勝取りたいと思います」


松田

――試合を振り返っていかがでしょうか。

 「2セット取って、いけるという感じに自分自身もなってしまって、そこが最後詰めの甘さというところに出たのかなと思います」

――相手の新井選手についてはどうでしたか。

 「最初の方と同じ付き方をしてしまったので、向こうは対応して最後は打ち込みにきていたので、クロスを締めるとか、そういうのを自分たちで変えていかなければと感じました」

――試合の最後の雰囲気はいかがでしたか。

 「相手に押されていたというか、そこでいつも通りというのを意識していれば、普通に取れていたと思うので、最後変わったことをしようということではなくて、結果論にはなってしまいますが、いつも通りにやるというのが大切かなと思いました」