
古賀が3位入賞 惜しくも優勝には届かず/日本学生対校選手権
強風の中、日本インカレ2日目が行われた。男子10000メートル競歩で古賀友太(商1=大牟田)が日本学生個人選手権に続き3位。男子棒高跳に出場した廣瀬卓主将(理工4=北嵯峨)は記録を伸ばせず入賞を逃した。
◆9・6~9 第87回日本学生対校選手権(等々力陸上競技場)
[2日目]
▼男子棒高跳決勝
19位 廣瀬 4m80
▼男子100メートル予選
4組 富山 7着 11秒04
▼男子10000メートルW決勝
3位 古賀 40分56秒34
9位 村尾 41分41秒63
16位 永原 43分16秒94
確かな手応えを得た。男子10000メートル競歩に出場した古賀は、序盤から前方でレースを進める。4000メートル地点で東洋大勢がペースアップし一気に抜け出すも「予想していたので身体がしっかり反応した」と確実に付いていく。その後、8000メートル地点から徐々に離されたが3位でフィニッシュ。フォームの課題としてかかとの位置が高くなってしまう古賀は、今年度の関東インカレでは2回の警告を与えられた。しかし、今夏の練習で腰の回転や足の運び方を意識。今大会では一度も警告を取られることなく、徐々に克服しつつある。来年度の目標としてユニバーシアード出場を挙げており、各レースで「常に大学3番以内に入りたい」と意気込む。
廣瀬は男子棒高跳に出場。好調を維持して挑んだものの、強風の影響もあり自己ベストを大きく下回った。今大会で競技から退く廣瀬は、これまで主将としてチームをけん引。種目ごとのつながりを深め、明大がより一つの集団としてまとまる原動力になった。
本日から後半戦に突入する。今後もハードル、男子5000メートルなど入賞が期待される種目がまだまだ続く。トラックシーズンをいい形で締めくくりたい。
[西山はる菜]
試合後のコメント
村尾宥稀(文2=札幌東)
――9位という結果でした。
「率直に悔しいです。夏合宿では古賀と競りながら練習は全て消化できていたので調子も良くて入賞を狙える感覚はありました。でも、自分のもっているペースよりも速くなった時に付いていってしまって、後半きつくなったところで粘れない自分の甘さが出てしまいました」
――今後の見通しはありますか。
「自分はまだ体幹が長距離をやるには足りていないので、ウエートを中心に鍛えて2月の日本選手権には戦えるような体にしたいです。20キロメートルをメインに考えているので、トラックはそのために鍛えて日本選手権で入賞できるよう頑張ります」
古賀
――レースを振り返っていかがでしたか。
「今回は先頭に付いていく攻めのレースをしたいと思っていたので、途中で離れてしまったのですが関東インカレよりは進歩が見られたので良かったと思います」
――どう調整していきますか。
「今日もだったのですが、ペースが上がった時に注意を受けることがあったので急にペースアップしたときも安定したフォームで。落ち着いて準備していきたいと思います」
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