4年連続の決勝進出! 小柏が試合を決定づける2得点/総理大臣杯全日本トーナメント
2年ぶりの優勝へ、視界良好だ。関西第1代表・大院大との準決勝。前半29分に安部のゴールで先制すると、後半39分、アディショナルタイムに小柏が2得点を挙げた。今大会初完封で、4年連続の決勝進出だ。
集中力を切らさなかった。運動量、球際、切り替えの三原則を徹底。セカンドボールをモノにし、主導権を握った。空中戦でも、持ち前のヘディングを生かし抜群の強さを見せた。チャンスをほぼ与えず、完璧に近い守備を披露。相手のシュート数をわずか6本に抑えた。また、5日の明学大戦では、23本のシュートを放つも、2点差以上をつけられなかった攻撃陣。「(栗田監督に)守備陣を楽にさせてやれと言われていた」(小柏)。狙い通り終盤に2ゴール。危なげなく試合を締めた。
2年生ストライカーが大会得点王候補に躍り出た。小柏は後半15分から出場。後半39分に、相手DFの股を抜き、ゴール左隅にシュートを決めた。続けてアディショナルタイムでは、ゴール右上へ豪快なシュートを叩き込み2点目。昨年の同大会では全試合に出場するも、得点を挙げられず。一転、今年は3試合で3ゴール。ここまで、大車輪の活躍を見せている。「優勝するために点を取る」と、意気込む小柏。決勝ゴールを決め、表彰台の頂点で笑顔を見せたい。
決勝は大体大と戦う。一昨年度、3冠を懸けて臨んだインカレで、敗れた相手だ。2年前の雪辱を果たす一戦としたい。そして、もちろん2年ぶり2度目の総理大臣杯優勝を狙う。「1位以外は何も残らない」(岩武)。強い覚悟を持っていざ、決戦に挑む。
[渡部伊織]
試合後のコメント
岩武
ーー決勝には部員全員が応援に来ます。
「来る前から八幡山のメンバーを連れてきて、昨年できなかった優勝することを目標にしています。ひとまず八幡山のメンバーも来れるので、あとは全員で喜ぶだけですね」
上夷
ーー今日の試合はいかがでしたか。
「前半1点取れて、終盤に2点取れたので、ディフェンス陣としても非常に助かった試合展開でした」
村田
ーー今日の試合を振り返っていかがですか。
「勝つことが最大の目標だったので、そこを達成できたのはすごくうれしいです」
安部
ーー昨年度は準優勝という結果でした。
「昨年度、このピッチで悔しい思いをしました。今年は卒業された先輩の思いを背負って一体感を持って戦います」
ーー決勝戦の意気込みをお願いします。
「決勝でもゴールを狙いたいです。守備ではチームのために体を張って、走ってボールロストやパスミスを少なくします。絶対優勝します」
小柏
ーー今日の2得点を振り返っていかがですか。
「前回の明学大戦で2―1でしたが、3点目が全然取れませんでした。監督から次の1点を取って守備陣を楽にさせてやれと言われていました。今回、それができて良かったです」
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