
慶大に12得点快勝 ベスト8進出果たす/日本学生選手権
インカレ初戦の相手は昨年度4位の慶大。第1ピリオドで2点差をつけると、そこから一度も慶大にリードを許さず。第3ピリオドでは一挙6得点を挙げ、試合の大勢を決めた。第4ピリオドで控えメンバーを一斉投入するなど、盤石の試合運びで1回戦突破を決めた。
◆9・7~9 第94回日本学生選手権
▼9・7 1回戦 対慶大戦(相模原市立総合水泳場)
○明大12{3―1、2―2、6―1、1―4}8慶大
怒涛(どとう)のゴールラッシュで勝利を手繰り寄せた。6―4と2点リードで迎えた第3ピリオド2分。敵陣でのパス回しから神佑樹(農3=明大中野)が遠めからのループシュートを決める。すると、そこから一気に流れは明大へ。得意のカウンターがさえ渡り、相手の退水を誘発。数的有利を生かしながら、5連続で得点を奪った。「試合の運び方は満点に近かった」(神)。ピリオド終了時には7点差をつけ、試合を決定づけた。
ディフェンスも安定感が光った。この試合で第3ピリオド終了時までに許した得点はわずか4。「夏の練習の成果が出せた」(三城)。前回の対戦では序盤から失点を重ね、試合は慶大ペースで進行。計11失点を喫し、3点差で敗れた。そのリベンジを果たし、ベスト8進出を決めた。
目標とするベスト4まであと一歩だ。明大はこれまで4年連続で準々決勝敗退。次戦の相手は関東学生リーグ戦で接戦を演じた筑波大。「(戦術の)イメージは湧いている」(明石将裕監督)。リーグ戦2位の強豪を撃破し、今年度こそベスト8の壁を打ち破る。
[藤里陽]
明石監督
――試合を振り返っていかがでしたか。
「(慶大は)リーグ戦で1勝1敗のチームだったので、今年は勝ち越して終わりたいなと思っていたので、非常にうれしいです」
三城
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「チームとしては前半、かなり相手の(ポイント)ゲッターを抑えることができて相手のスコアをロースコアに抑え込むことができたのですごく良かったかなと思います。この夏の練習の成果がすごく出た試合になったかなと思います」
――明日への意気込みをお願いします。
「筑波大に勝てば、目標のベスト4に進出できるので、その目標に向かって全力で頑張りたいと思います」
神
――3ピリオドまで4失点に抑えました。
「試合前のミーティングで『当たるところは当たる。被るところは被る』と話していたので、それができたかなと思います。試合の運び方などは満点に近かったと思います」
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