
春の雪辱を果たし3位 信夫杯出場を決める/関東女子大学秋季Aブロック対抗戦
チームで逆境を乗り越えた。信夫杯※出場をかけて臨んだ秋季対抗戦。初日3位と好スタートを切った明大は、2日目も崩れることなく3位でフィニッシュ。春の悔しさから一転、全国大会の切符をつかんだ。
堅実なプレーが勝利を引き寄せた。春季対抗戦5位の結果を受け「Bブロック落ちも覚悟した」(田中)と臨んだ秋季対抗戦。苦しい場面もあったが、全員が我慢のゴルフを展開した。ルーキー・花渕がトータル1オーバーでまとめ、崩れない強さを見せた。また2日目から出場した雨宮は対抗戦初出場。緊張が見られた一方で、9ホールではしっかりバーディーも決めた。「下半身の強化に力を入れたので、飛距離が安定し、フェアウエーキープ率が上がった」(雨宮)。手応えをつかみ、レギュラー入りに名乗りを上げた。
エースが躍動した。1日目をチームトップのイーブンパーでまとめた関野。2日目後半の最初、10ホールをいきなりボギーするも「スイッチが入った」(関野)。気持ちを切り替え、直後に3連続バーディーを獲得した。2日間で142ストロークは出場選手トップの成績。見事最優秀選手に選ばれた。
今季のラストを飾る信夫杯。今大会は下級生の活躍が光っただけに、4年生は悔しさの残る結果であった。最後の大会こそ「4年がスコアで引っ張る」(川野)と信夫杯への思い入れは十分だ。「全員で戦う」(橋添)チームの集大成を見せ、悲願の優勝を狙う。
[仁科せい]
※信夫杯…学生ゴルフの団体戦では最古の歴史を持つ全国大会。
試合後のコメント
橋添
――信夫杯に向けて強化したいことは何でしょうか。
「上級生がスコアを残せていない現状があります。下級生がスコアを引っ張ってくれています。4年生や3年生でいいスコアを出して、全員で戦いたいです」
雨宮
――試合を振り返っていかがですか。
「初めてのリーグ戦で、率直にとても緊張しました。苦しいゴルフとなり、もう少しいけたかなとは思います。次の信夫杯でもレギュラーに入れるように頑張ります」
関野
――試合を振り返っていかがですか。
「Bブロック落ちを覚悟していて、入賞できるとは思っていなかったです。個人としては、本当にパターが入らなくて、我慢するゴルフで辛かったです。ショットが前の試合と比べて良かった分、パターが入らなかったのはもったいないと感じましたが、結果としてスコアが出て良かったです」
――信夫杯への意気込みをお願いします。
「全員でもっと良いスコアで回りたいです。個人としては、去年MVPを取っているので、今年も取りたいです」
花渕
――信夫杯での意気込みをお願いします。
「春も秋も、ともにオーバースコアで終わっているので、信夫杯ではアンダーで回りたいです」
関連記事
RELATED ENTRIES