
全日本インカレが開幕 初日は入賞者なしに終わる/日本学生対校選手権
今年も全国の猛者が集結する日本インカレが幕を開けた。初日は1500メートル予選や10000メートル決勝が行われたが、明大勢は低調に終わった。表彰台を狙える種目も控えているだけに、明日以降の巻き返しが期待される。
◆9・6~9 第87回日本学生対校選手権(等々力陸上競技場)
[1日目]
▼男子4×100メートルR予選
4組 明大 6着 40秒51
▼男子1500メートル予選
3組 佐久間 16着 4分0秒69
▼男子10000メートル決勝
19位 前田舜 31分31秒74
共に苦しいレースとなった。合宿による疲労の残る中、1万メートル決勝に出場した前田舜平(政経2=倉敷)は、序盤こそ集団中位に付けていたものの、留学生選手のペースアップによって早い段階で集団がばらけると徐々に後退。「粘ることができなかった」(前田舜)。その後もペースは上がらず、トップから2周遅れの19位に終わった。また1500メートル予選では、ルーキーの佐久間秀徳(商1=国学院久我山)が出場するも1000メートル過ぎから粘れず、組の最下位に沈んだ。
「来年以降タイトルを狙う走りをするために送り出した」(山本佑樹駅伝監督)。指揮官はあくまでこの大会を〝経験を積ませる〟場として位置付けており、悲観的に捉えてはいない。先日まで北海道の紋別で行われた選抜合宿でも「(前田舜は)練習をパーフェクトにこなした」(山本駅伝監督)と、夏の充実ぶりもうかがえた。11日から始まる菅平合宿でたまった疲労を抜き、約1カ月後に迫った箱根予選会に向けて臨戦態勢を整える。
大会はまだ始まったばかりだ。2日目には日本学生個人選手権1万メートルWで3位に入賞した古賀友太(商1=大牟田)らが登場する。全国に向けて紫紺の存在感をアピールできるか、他種目の奮起が求められる。
[川和健太郎]
試合後のコメント
山本駅伝監督
――試合前に(前田舜に対して)何か指示は出されましたか
「とにかく粘っこい走りをして来いということだけで、タイム設定とか順位とかは一切言わなかったです」
――1カ月後の予選会に向けて一言お願いします
「夏は追い込んだ練習ができたので、ここから疲労を抜いていけば予選通過はできると思うので、最後まで油断せずに集中していきたいなと思います」
前田舜
――合宿では何を重点的に取り組みましたか
「しっかり走り込みをして、距離を踏んで、長い距離に対応することができるような足づくりをすることができました」
――予選会に向けたプランはありますか
「スタミナ面をもう一度鍛え上げて、戦えるように仕上げていきたいなと思います」
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