速攻を生かし勝利 秋季リーグ1勝目/関東学生秋季1部リーグ戦

2018.09.03


敗戦の流れを断つべく挑んだ国士大戦。序盤は互いに一歩も譲らない展開が続くも、前半終了直前に速攻から流れをつくると1613で試合を折り返す。後半戦が始まると服部将成(法2=春日丘)の連続得点でさらに相手を突き放した。終盤は相手の速攻に苦しむも3127で最後まで逃げ切った。

9・1~10・7関東学生秋季1部リーグ戦(日大八幡山体育館他)

9・2 対国士大戦(日大八幡山体育館)

〇明大311613151427国士大


努力は裏切らなかった。秋リーグ、インカレに向けて夏合宿で練習してきた速攻。前半戦の終了5分前、その意識していた速攻が決まる。前線の中川翔太(経営3=法政二)に一気にパスがつながりシュート。「自分たちでやることをしっかりと意識していた」(大畠洋人・政経1=法政二)。これを機に前半のシーソーゲームを断ち切る3連続得点。3点リードで試合を折り返した。さらに後半開始直後には服部が厳しいディフェンスをものともせず2連続得点。昨日の日体大戦で思うようにシュートを決められなかった服部は「チームに迷惑かけたのでそれを取り返そうと思った」。自分の不調は自分で方を付ける、まさにエースたる活躍で汚名をすすいだ。


ディフェンスも確実に進化している。速攻で得点をしたあとは全員走って相手チームの速攻に対応。夏の練習での意識が如実に表れた結果だった。「速攻の出だしを意識して、その通りにプレーできた」(大畠)と個人だけではない、組織としての強さも見せつけた。


期待に応えてみせる。秋季リーグ初勝利を手にした明大。次戦でも「明治らしく、守って速攻を決めて勝ち切りたい」(服部)。目標のベスト4を目指し、勝利だけを狙いにいく。

[内田朝]

試合後のコメント

加藤良典監督

――今日の試合を振り返ってみていかがでしたか。

  「一試合を通して自分たちがリードしている時間が長くディフェンスもできていた

大畠

――夏合宿で練習した速攻が生かされていたと思います。

 「まだ理想の形ではないが自分たちが夏にやったという意識があるので変わってきた」

服部

――今試合の勝因は何でしょうか。

 「みんながディフェンスから速攻をうまく決められたこと」

――国士大には春を通して連勝となります。

「いつも通りの自分達のプレーができれば勝てるかなという感じだった」

門間優次郎主将(法4=法政二)

――来週の試合に向けての抱負をお願いします。

 「東海大には春も勝ったが、早大にはずっと負けている。自分たちの動きをして2連勝したい」