
野本がロードV! 総合2位でインカレの幕を閉じる/全日本大学対抗選手権
最高の形でインカレを締めくくった。好成績を収めたトラック班に続き、野本空(政経4=松山工)が2年ぶりのロード優勝。惜しくも総合優勝には届かなかったものの、チーム総合2位に導いた。
◆9・2 第74回全日本大学対抗選手権(大町市美麻地区)
▼男子ロードレース
野本――1位
竹村――21位
花田――30位
※池西、梅本、青木、小林、松村は途中棄権
▼総合――2位
有終の美を飾った。レース序盤は中距離班の梅本泰生(法2=石田)が先頭集団で積極的に逃げ、チームをけん引。後半に野本が一人で逃げ切るレースプランが成功し、残り2周の時点でトップに躍り出た。しかしゴール直前で昨年度王者の武山晃輔(日大)との一騎打ちに。5秒差まで詰められたが「絶対勝ち取りたいと思って最後まで踏み切った」(野本)。最後は人差し指を突き上げるポーズを見せながらゴール。競技生活の集大成となるインカレで見事優勝を果たした。
完走を果たした竹村、花田
チーム力の底上げも実りを見せた。出場者171人中、完走者は32人という過酷なレースとなった今大会。野本に続き、竹村拓(法3=北桑田)、花田凱成(農2=祐誠)も完走を果たした。「表彰台と優勝を掲げていたけど力不足」(竹村)と目標には達しなかったが、来年度への期待が持てる結果を残した。
いよいよ新体制の始動だ。この大会をもって4年生は引退し、次の世代が中心となって動き始める。「今年より上である総合優勝が目標」(竹村)。あと一歩届かなかった頂点へのリベンジを果たすべく、また1年間挑戦が始まる。
[上代梨加]
試合後のコメント
野本
――見事優勝を果たしました。
「去年は連携がうまくいかなかったのですが、今年は一人一人の選手が目的を持って試合に臨んだことが僕の優勝につながったのかなと思います」
――最後は2位とデッドヒートになりました。
「正直厳しいかなと思ったんですけど、僕も4年生で最後なので、ここは絶対勝ち取りたいと思って最後まで踏み切りました」
――ウイニングランの心境を教えてください。
「本当に感慨深いというか。僕も(2年前に)インカレ勝ってからさっぱりタイトル取ってなかったので自分でも信じられないというのもありながら、確信を持った時は自分でもうれしくて自然にポーズを取ってしまいました」
竹村
――インカレに向けてどう詰めてきましたか。
「トラックですごく刺激をもらってやるしかないと思いました。直前合宿入ってから追い込んで調整していく感じで主に体重面を気にしました。あとメンタル面ですね。気分が上がるとすごくいけるので、1、2日前からは集中してプラン立てていました」
花田
――完走を果たしました。
「アシストだけだったのでゴールとか考えず野本さんが勝てるように動いた結果、僕も完走できた感じなので、野本さんが勝ってくれてよかったです」
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