全国の壁を実感 主将、副将入賞ならず/全日本学生個人選手権

2018.09.03

 全国の壁は高かった。学生の個人戦では日本最高峰の大会である今大会。明大からは470級、スナイプ級ともに1艇が出場も入賞を果たすことはできなかった。                 


◆8・31〜9・2 全日本個人選手権(東京若洲ヨット訓練所) 
▼470級
 小倉・小柴組――22位

▼スナイプ級
 朝倉・二木組――35位

 
 悔いの残る結果となった。470級では主将の小倉晴太(法3=磯辺)・小柴涼摩(法1=磯辺)組が出場。関東学生個人選手権では総合4位の好成績を残した明大の絶対的エースだったが「潮流がすごかった」と慣れない若洲の海面に苦戦。全55艇の中で平均以上の成績はキープするも上位陣には食い込めず。総合22位で終えることになった。
 一方のスナイプ級では副将・朝倉史悠(商3=日大習志野)・二木貴大(理工2=兵庫県星陵)組が出場。しかし「レベルの差を感じた」とこちらも思うような結果は残せず。8レースをこなし、10位台で帰還したレースは18位となった第7レースのみとなった。目標だった全体の3分の1の順位に届くことはできなかった。
 悔しい結果の中に収穫もあった。「得意とする下からのランニングで戦えたことは自信」(朝倉)。「体重不足を実感した」(小倉)。全国を相手に自身の実力、課題を実感する機会となった。「来年も必ずこの大会に出て入賞したい」(小倉)と4年次の再挑戦へ向けて前を向いた。
 
来月には全日本インカレ出場をかけた関東学生選手権を迎える。「チームのためにも一つでもいい順位で帰ってきたい」(小倉)。全国舞台で経験を積む機会を得るためにも残りの1カ月でチーム全体のレベルアップを図りたい。
 
[高野順平]

試合後のコメント
小倉主将
――今大会を通しての感想をお願いします。

「全日本個人戦ということで、学生の大会の中では1番レベルの高い中で上位陣との実力差がはっきり確認できました」
――この大会の経験をどう生かしますか。
 「まずは秋インカレに向けて今回見つけた課題を克服します」
――秋インカレの目標をお願いします。
 「チームでは6位以内に入ることです。個人ではチームのために一つでも良い順位で帰ってくることです。」

朝倉
――レースを振り返っていかがでしたか。

「同じミスをしてしまい、順位を上げることができませんでした。周りのレベルが高く及ばなかったです」
――全国の選手が集まりました。
 「自分にとっても相方の二木にとっても良い刺激になったと思います。同時にレベルの差も感じました」
――今後の意気込みをお願いします。
 「全日本に必ず出場できるような結果で関東を走りたいし、全日本でも結果を残せるようにしていきたいです」