神大に連勝で白星発進/関東大学女子2部リーグ戦Bブロック

 好スタートを切った。約2カ月にわたって行われるリーグ戦。昨年2部下位リーグに降格した明大は、上位リーグへの復帰を目指す。まずは、神大との開幕2連戦。2試合とも順調に勝ち切り、初戦を勝利で飾った。

 

◆9・1~1028 第68回関東大学女子2部リーグ戦Bブロック(各大学体育館)

▼9・1 対神大戦1回戦(立大新座キャンパス体育館)

 ○明大893016211819―9、192467神大

 ▼9・2 対神大戦2回戦(立大新座キャンパス体育館)

○明大701720211017―9、151857神大

 

 スターターは、G藤野希生(国際4=埼玉栄)、G坂本真祐(情コミ3=山村学園)、F多久文乃主将(情コミ4=東京成徳)、F清水智央(文2=東京成徳)、C上澤果林(営4=大阪桐蔭)。

 

 試合中に修正できた。1回戦目は地力の差を見せつけ、序盤からリードし確実に勝利。しかし2回戦目は、1回戦目に苦しんだ神大のゾーンディフェンスに第1クオーター(Q)からはまってしまった。「ゾーンへの対策ができていなかった」(清水)ため、単調な攻撃が続きペースをつかめない。逆に、3Pシュートを第1Qだけで3本も決められ、1720とリードを奪われた。それでも「(1回戦目と)同じことをやっても勝てない」(多久)と、ここで、ハイ・ロー(※1)のダブルポスト(※2)を使った攻撃を開始。これが功を奏し、インサイドで得点を重ねるようになると流れは明大に。高い修正力を見せ、前半を3830と逆転して折り返した。第3Qでは、シュートまで行かせないほどの圧巻のディフェンスで攻撃の手を封じ、失点を一桁に抑えた。そこで相手を一気に突き放し余裕を生むと、第4Qではベンチメンバーも全員出場。7057で無事に勝利を挙げた。

 

油断はしない。同じ相手と2日続けて試合するリーグ戦。長く続くリーグ戦で勝つために「どんな相手でもチャレンジャーとして戦っていきたい」(小野尾)。次の相手は関東学大。チャレンジャー精神で2勝を狙う。

 

[大橋未来]

 

(※1)ハイポストとローポスト

(※2)ポストエリアに2人のプレーヤーがポジションをとること

 

試合後のコメント

1回戦

多久

――2Qでなかなか点差を広げられませんでした。

 「相手のディフェンスがゾーンに変わってそこから思うように攻められなかったです。そこが明日の課題だと思うのでしっかり話し合って修正していきたいです」

 

――2回戦への意気込みをお願いします。

  「土日同じ相手と戦うということで同じようにやっていては絶対に勝てません。今日のできなかった部分を修正して明日も全員出られるように頑張りたいと思います」

 

2回戦 

G小野尾梨紗(文3=昭和学院)

――今日の出だしについてどう思いますか。

 「たぶん心のどこかで気を抜いてしまったところはあるのかなと思います。相手からしたら、明大に対してチャレンジャーとして挑んでくるかもしれません。でも自分たちもやってやるんだって気持ちでいないと、これからもリーグ戦はうまく戦っていけないかなと思います。だから、どんな相手でも明大はチャレンジャーとして戦っていけるようにしていきたいです」

 

――次の関東学大戦に向けて一言お願いします。

 「関東学大も積極的に攻めてくるチームなので、そこをしっかり自分たちが抑えていかないといけないと思います。勢いに乗るとやっかいなので、しっかりやることをやっていけたら良いかなと思います」