
東海大の猛追止められず 開幕連敗/関東大学1部リーグ戦
無念の逆転負けを喫した。第2節の相手は東海大。前半は12点のリードを奪い優位に試合を進めた。しかし、その流れを後半に継続することはできず最終スコアは76―83で敗戦。チームに暗雲が立ち込める展開となった。
◆8・25~11・11 第94回関東大学リーグ戦(駒沢屋内球技場他)
▼9・2 対東海大1回戦(駒沢屋内球技場)
明大76{23―16、21―28、12―28、20―23}83東海大○
スターターは、PG綱井勇介(文4=大阪学院)、SG小林拓主将(営4=桐光学園)SF須藤昂矢(営3=桐光学園)、PF森山修斗(政経4=瀬田工)、C今川友哲(営4=大阪桐蔭)。
流れを維持できなかった。一つ目の白星を狙い、臨んだ第2節の相手は2メートルのビックマン・平岩玄を擁する東海大。立ち上がりから「積極的に狙えた」と今試合チーム最多の20得点を獲得した須藤を中心に得点を重ね、12点差をつけゲームの主導権を握る。前戦で課題となった前半のオフェンスを克服してみせたが、迎えた第3クオーター(Q)。今川が後半19分を残してファウルトラブルに陥る。後半開始早々に大黒柱を欠いた明大はゾーンディフェンスにシフトし、インサイドを固めたが「(今川が)いないと維持できないのが現状」(小林)。インサイドの穴を埋めることはできず流れは東海大に傾いた。その後も徐々に点差を縮められ、第3Q終了時には前半で奪った2桁のリードは一転、5点ビハインドに。最終Qに今川を再度投入するが、勢いづく東海大を止めることはできず。76―83で敗戦。前半のリードを守り切ることはできなかった。
悪夢がよぎる。2年前のリーグ戦では開幕8連敗を喫し、入替戦まで追い詰められた明大。今年度も開幕前の練習試合から連敗が続き「一昨年度と同じ雰囲気になりそう」(今川)と暗雲がただよう。同じ轍(てつ)を踏まないために。まずは次戦の筑波大戦。チームの空気を入れ替え一つ目の勝利を目指す。
[長沼遼太]
試合後のコメント
小林
――今日の試合を振り返っていかがですか。
「やっぱり今川が抜けたのが大きかったです。今川に頼り切りなのは良くないけど、抜けた時に維持できないのは現実ですね」
今川
――昨年度2勝した相手に敗戦しましたがチームの雰囲気はいかがですか。
「一昨年の8連敗の雰囲気と同じになりそうです。あの時は軽く入ってしまっていり、驕りだったり、ディフェンスをゆるく入っていたりがありました。そのことに気づけたのが8節目だったので、もっと危機感もった方がいいよねということを話したいです」
綱井
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「前半はディフェンスもリバウンドもできていて良かったんですけど、後半できなくなったところが敗因かなと思います。それも今川がいないからっていうのはあって、やっぱり軸だからファウルアウトはしんどかったな」
須藤
――チーム最多の22得点ですが手応えはいかがですか。
「入りからシュートタッチが良かったので積極的に狙っていきました。後半に入ってチームの得点が止まっているときにドライブも何本かいけました」
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