一歩及ばず リーグ初戦は山梨学大に惜敗/関東学生秋季1部リーグ戦

2018.09.02

開幕戦でリベンジとはいかなかった。相手は全日本大学王座決定戦で敗れた山梨学大。第1練習を重ねてきたPC(ペナルティーコーナー)で先制するも、その後は攻め切れず逆転負け。手応えと課題の両方を残す内容となった。


 接戦をモノにできなかった。「この試合を勝つためにやってきた」(FW平井一樹・文4=天理)と語るほど結束して臨んだ今試合。試合前から積極的に声を掛け合い士気を高め、序盤に先制する。「いい入り方ができた」(MF舘亮佑・政経3=丹生)。しかしその後は好機をつくるも追加点を取れず、勢いに乗り切れなかった。第2Qに1点、第4Q残り5分でも1点失い、逆転負け。全日本大学王座決定戦での屈辱を晴らすことはできなかった。


課題は春からも挙がっている決定力。今試合でも良い形で攻めながら、なかなか得点できない状況が続いた。「PCも打つまではいっている。決め切る集中力を高めたい」と小池文彦監督。課題克服に向け、試行錯誤は続く。

一方で、手応えも感じている。夏の間に練習を積んできた戦術だ。「サークル付近での動きを徹底してきた」(平井)と攻撃陣の連携で相手DFを翻弄(ほんろう)。計五つのPCを奪うなど、強豪相手にも通用する武器を披露した。さらに、前回の反省を生かした高い位置でのプレスも功を奏した。「やってきてることは間違っていない」(小池監督)。次戦以降を勝ち抜き、決勝リーグでの再戦を誓う。

[中野拓土]

試合後のコメント

小池監督

――試合を振り返っていかがですか。

 「プレスが成功して先制できたのですが、その後に2点目が取れませんでした。そこが第2Qに1点取られた原因です。後半は無難に戦っていたんだけど最後足の疲れが出て1点取られてしまいました。それが敗因かなと思います。勝ちゲームで臨んだけど負けてしまいました。そこは今後の課題です」

――1年生が多く出場しました。

 「それは1年生が頑張ってくれればと思います。学年関係ないので調子のいい選手を使っているだけです」


 DF前田隆昭主将(営4=丹生)

――試合の入りが良かったです。

 「新チームが始まって一番良かったと思います。アップから良い雰囲気でできていました。第1Qも最初から自分たちのペースでできていたんですけど、リズムの良いクオーターで2点、3点入れられればもっと楽な試合展開にできたと思います」

――今後の意気込みをお願いします。

 「今日負けてしまったことで、リーグ戦の戦い方が見えたので勝ちにこだわってやっていきます」