
グレコで奮闘 奥田、二ノ宮が最終日へ/全日本学生選手権
大会3日目はグレコローマンスタイルが行われた。準々決勝に駒を進めたのは82キロ級の奥田海人(政経4=霞ヶ浦)と97キロ級の二ノ宮寛斗(営3=岐南工)。最終日に頂点を目指し、全国の猛者に挑む。
◆8・28~31 全日本学生選手権(駒沢体育館)
[グレコローマンスタイル]
▼60キロ級
加藤――1回戦敗退
庄司――1回戦敗退
▼67キロ級
竹沢――1回戦敗退
▼72キロ級
近藤――1回戦敗退
佐々木延――1回戦敗退
▼77キロ級
金子――2回戦敗退
▼82キロ級
奥田――準々決勝進出
佐々木雄――棄権
▼87キロ級
鈴木――1回戦敗退
▼97キロ級
二ノ宮――準々決勝進出
道免――2回戦敗退
順調な戦いぶりだった。奥田は初戦でフォール勝ちを収め、臨んだ増渕順太(日大)との2回戦。3点を取って第1ピリオドを折り返すと、第2ピリオド1分20秒。「思い切ってやることが明日につながると思った」(奥田)と得意の豪快な投げを決め4得点。ピックポイントで試合を決定づけ、9―0のテクニカルフォールでベスト8に名乗りを上げた。2年連続で3位に入り、今大会も表彰台に王手をかけた奥田。4年生として、このインカレに懸ける思いは人一倍だ。「悔いがないようにメダルを取って終わりたい」(奥田)。築き上げた自らのレスリングで、有終の美を飾ってみせる。
インカレも最終日を残すのみとなった。経験豊富な奥田と二ノ宮、2人の戦いに注目だ。フリースタイル優勝の二ノ宮は明大勢として、42年ぶりの両スタイル制覇が懸かる。「優勝を目指して頑張りたい」(二ノ宮)。年に一度のインカレを悔いなく笑顔で締めくくりたい。
[福永智隆]
試合後のコメント
奥田
ーー今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「今回、階級をいつもより一つ上げて体重も足りない中の試合だったのでどうなるかなと思っていました。とりあえず、4年間やってきた力はある程度出せて残れたのかなと思います」
ーー2試合ともによく動けているように見えました。
「いつも大きく減量しているので減量のせいもあって動けないということがあるんですけど、今回はしっかりコンディションをつくって試合に臨めました。そういう意味でスタミナが生きたのかなと思います」
ーー明日で最後のインカレになります。
「同期もだんだんと引退してきて、自分もそろそろ引退だなという気持ちがあるので本当に悔いないようにそれを意識してやりたいと思います。必ず、3位以内には入ってメダルを取ってインカレを終わりにしたいと思います」
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